商業施設や遊園地に出店しているこういう屋台、よく見かけますよね。
ポップコーンやキャンディ、チュロスなどはよくみかけますが、この「ナッティー・ババリアン」は、ちょっと変わった”ローストキャラメルナッツ”の専門店。
ローストキャラメルナッツは、1891年、ドイツ・バイエルン地方に住むブルーノ氏が開発したそう。
アメリカでは1989年にフロリダ1号店がオープンし、わずか2年で100店舗を達成。現在は世界1500店舗を展開しており、この秋から、日本でも本格展開がスタートしました。
作り方はいたってシンプル。
ワゴン内のロースターに、水と砂糖、シナモン風味のシロップとナッツを入れてローストするだけ。
誰でも簡単に同じ味が作れるモデルは、やはりアメリカらしい。
油で揚げていないので、しつこくないのが特徴です。
ラインナップは、カシューナッツ、アーモンド、ピーナッツの3種類。
私は甘みのあるカシューナッツが好み。
アーモンドはカリッとしておつまみ向け、ピーナッツは香りのよさが特徴です。
このパッケージも、日本人にはないセンスのデザインでかわいい。
価格は1袋400円、2袋700円、3袋1000円と、数を買うごとにお得になっていく仕組み。
ボリュームからすると高めの価格なのですが…例えば映画を見る時、大人はポップコーンよりもこちらのほうが好きという人もいそう。
見た目は怪しい黄色いワゴンですが、食べてみると結構おいしくてつい買ってしまう…。
ちなみにこのワゴン、ライセンス販売もしているのですが、最初にワゴンを購入すれば、その後にかかる費用(ロイヤリティなど)はゼロ。
ナッツなどの材料は本部から購入でき、しかもロスも低い(ナッツは日持ちする)ので、小さなビジネスモデルとしては結構リスクが低いとか。
例えば食べ歩き需要が多い観光地のお店が、銀行に預けるよりはとこの機械を買って、軒先でナッツを売る…なんてのは、理想的なモデルかも。
たこ焼きや焼きそばの屋台もこうした「低リスク商売」の代表例ですが、コツコツとちょっとずつ稼ぐやり方のほうが、今の時代は長寿なのかもしれませんね。