たまプラーザを代表するパティスリー、デフェールが閉店したのは、2015年末。
安食シェフが名店に育て上げたお店としてあまりに有名で、シェフが独立後も美しいケーキを作っていただけに残念でしたが…
その跡地に今年3月、新しくパティスリーがオープンしたと聞き、訪れる機会を狙っておりました。
店名は、バボンパティスリー。
居抜きでの開店で、テントが黄色に変わった以外はサロンの雰囲気も以前のままなのがなんとなく嬉しい。
ショーケースには、25種類ほどのプチガトー。
商品名はフランス語表記が中心で、シェフのこだわりを感じます。
どれも繊細な仕立てで、美しい。
時期がら、さっぱりとしたフルーツ系のケーキも多いです。
子供が喜びそうな猫のカップケーキもあるのが、ファミリーにも優しくて嬉しい。
焼き菓子は、テーマカラーの黄色を用いたモダンなパッケージ。
夏らしいヴェリーヌは、素材に合わせてアガーやゼラチンなどの凝固剤を使い分けているそうで、口どけがとてもなめらか。
焼き菓子もいくつかおやつに購入。
バターの風味が濃厚で、リッチな味わい。
シェフは、モンサンクレール、ピエールエルメなどで研鑽を積んだ人物。
まだオープンして半年なので、これからシェフの個性がさらに出てきたら、ますます素敵なお店になるだろうな。
この夏はサロンでパフェとかき氷を予定しているそうで、楽しみすぎる。
王道のなかにも確かなこだわりを感じられる注目店です。