長崎での一食めに選んだのは、やっぱりちゃんぽん!
関東だと専門店も少ないですし、なかなか食べる機会はないですよね。
どこに行くか迷いましたが、初めての長崎なので元祖といわれる「四海楼」さんへ行ってきました。
まず建物が…スゴイ
横浜中華街にも、1軒でこんなに立派な建物はないですよね…。
現在の建物は、2000年の百周年の際に建て替えたものだそう。
創業は明治32年なので、江戸から続く老舗に比べたら比較的新しいんですね。
レストランは最上階の5階で、海を臨む開放的な雰囲気。
1階がお土産店、2階が四海楼の歴史を綴った「ちゃんぽんミュージアム」になっています。
レストランで食事をするとお土産が5%オフになるので、帰りに寄るのもオススメです。
ちゃんぽんのルーツはHPに詳しいので割愛しますが、ちゃんぽんの最大の特徴といえば、やっぱり丸みを帯びたツルツルの麺。
中華麺がかんすい(炭酸カリウムが主成分)を使うのに対し、ちゃんぽん麺に使うのは「唐灰汁」という炭酸ナトリウム主体の成分。
いずれも原材料表記では同じ「かんすい」と表記されるのですが、かんすいとは異なる風味があるそうで、それもまたちゃんぽんの味の決め手となっているんですね。
まずは、ちゃんぽん。創業当時を再現した蓋付きの器で供されます。
鶏と豚でとったスープは、思ったよりまろやかであっさり。
野菜もたっぷりなので、ラーメンよりヘルシー感があって万人に食べやすい味。
続いて皿うどん。
皿うどんも、「四海楼」が発祥だそう。
細麺とやわらかい太麺が選べるので、太麺でお願いしました。
お好みでソースをかけて食べますが、麺にスープがしっかり浸み込んでいるのでこのままでも充分おいしい
もちもちの麺の食感が際立って、私はこちらのほうが好みかも。
「今まで食べたちゃんぽんと全然違う!」というほどの衝撃はありませんが、「やっぱり本場はおいしい」と感じさせてくれるお店。
長崎市内の飲食店では、具が豪華な「ゴージャスちゃんぽん」や、変化球の「変わりちゃんぽん」などいろいろなちゃんぽんが味わえるそうなので、機会があれば食べ比べてみたいと思いました