経堂にある「炭火焼肉ふちおか」。今年の焼肉店で取材させていただいたお店です。

店主の渕岡さんは、焼肉好きに知られる超有名店「なかはら」から初めての独立ということもあり、オープン間もない頃からメディアで注目を集めていました。取材では、独立からこれまでの歩みをお聞きしたのですが、着実にファンが増えていて、ますます予約が取りにくくなりそう。

なかはら仕込みの美しいカット、間近で厨房での作業を拝見させていただきましたが、肉1枚1枚に誠実に向き合う姿勢かがすごい。利益重視では決してできないことだし、お寿司屋さんが丸の魚から最高の一貫を生み出すような、そんな感覚でした。

この品質の肉を使ったコースとしてはかなりリーズナブルだと思いますので、人気が出るのも当たり前。ご主人の真面目で誠実な人柄も、多くの人に愛される理由ですね。

ちなみに写真にはありませんが、1品料理のクオリティも高いです。自家製にんじんドレッシングのサラダも美味しく、なかはら時代の名物、メンチコロッケもあります。焼肉屋のコースはキムチにナムル、といった概念を変えてくれるお店です。