東京中心に盛り上がる、日本の新しいコーヒーカルチャー。
続々誕生しているロースターやコーヒースタンドも、地方に広がるまでは単なるブームで終わってしまう可能性も否めません。
でも最近は、福岡や金沢、仙台などの地方都市にも、センスのよいコーヒーショップがオープンして話題を呼んでいます。
わが横浜も、まだまだそうしたコーヒーショップは少なくて、むしろ鎌倉とか湘南エリアの方が多い。
辻堂にある「27 COFFEE ROASTER」も、一見するとそうした新しい流れにのったお店に見えるのだけど、創業は1997年。
当時は、いわゆる自家焙煎コーヒーが売りの喫茶店といった趣きでしたが、16年目を迎えた2014年に、店名も新たにロースターカフェへとリニューアルを果たしました。
店主は、世界でも代表的なコーヒー豆の品評会「カップオブエクセレンス」の審査員を務めたこともあるほどで、スペシャリティコーヒー業界で深い知識を身に付けてきた方。
店内は、カウンター主体のカジュアルな雰囲気。
奥には立派な焙煎機が置かれていて、コーヒーのいい香りが漂います。
注目は、豆のディスプレイ。
それぞれ生豆と、焙煎後の豆が比較できるように並べてあり、すべてのコーヒーを試飲することができるのです!
それぞれの豆の特徴も、このようなオリジナルの基準に沿って評価されたこまかいプライスカードが設置されており、コーヒー好きはもちろん、初心者でもわかりやすく楽しめるのが嬉しい。
コーヒーに詳しくないからと、店員さんに色々聞くのをやめてしまう人、結構多いと思うんです。
でも、せっかくなら違いを知って飲んだ方が、より楽しめますよね。
こういう気配り、他のお店でもあればもっとコーヒーファンが増えると思うのだけどな。
店内はカウンターとわずかですが椅子もあり、コーヒーをいただくこともできます。
スタバよりリーズナブル!
豆の品質だけでなく、コーヒーを淹れる技術もエリアではトップクラス。
来店したのがずいぶん前だったので、今もあるメニューかわかりませんが…
このキャラメルアフォガードがめちゃくちゃおいしかったのです。
トッピングもすべて自家製だそうで、完成度の高いパフェのようでした。
また食べたい。
コーヒーをいただいたあとは、ぜひ店内をじっくり眺めてみてください。
店主がセレクトした、おしゃれなコーヒー雑貨も充実しているので、お土産にもぴったり!
日本ではなかなか買えないブランドもあるようですよ~。
近所にこんな店があったら、確実に生活が変わると思う。
そんなお店が、欲しいな~。