今日は取材で、代々木上原の人気店「老四川 飄香」さんへ。
いつでも、誰に対してもやさしくおだやかな井桁シェフにお会いすると、私もいつもこういう態度で仕事に臨みたいなぁ…と思ってしまいます
今回は、中国料理の「湯(基本となるスープ)」の取材だったのですが、作っていただいた「ナマコの酸味スープ仕立て」が絶品
1週間ほどかけて戻したナマコと自家製の四川泡菜を使った、すっぱ辛いスープ仕立てのお料理。
唐辛子の辛味と、乳酸発酵のやわらかな酸味があとひく味わいで、夏にぴったりです。
この日は、「湯」を使い分けたお料理計3品を作っていただいたのですが、いずれも料理も塩や老酒など基本的な調味料だけでこれほど奥行きのある味わいを出せるのか!と驚愕するほど。
ベースの「湯」がしっかりしていれば、余計な調味料はいらないんですね。
今回の本では、和食、洋食、中華それぞれのだしの基本の考え方や、取り方、応用編までを掲載する予定です。
さらに前論として、「うま味とは何か」の概論付き。
奥深い世界で調べれば調べるほど興味深く、毎日が勉強です。
8月の発売に間に合うように…これから追い込みです