外食産業の専門誌、月刊食堂。
普段からかなり切り込んだ切り口で、取材先に断られることもしばしば…な雑誌ですが、今回の特集はいろんな意味ですごい。
夢をもって入ってくる若い人たちには、まだきっとぴんとこないかもしれないけれど、数々の成功談より学ぶことは多いのではないかと思う。
そして、何名かが語っている「最近の若手経営者は、小さくまとまりすぎていてつまらない」という言葉に、妙に納得してしまった。
一攫千金を夢見て飲食業界に入るような人も少なからずいるけれど、情報に溢れた現代の経営者はみんな知識があって、数字の管理もできるから、堅実に成功している人が多いように思う。
ギラギラしてはいないけれど、身の丈に合った幸せにを大事にしていけるのが、いまの若い人の長所なのだ。
少子高齢化、労働基準、食材の高騰、人材不足…と、飲食業を取り巻く問題は山積みですが、高度情報化が進み、あらゆる労働が機械化されても、食べることというのは人間にとって不変の行為であるはず。
これからの飲食業界にも、まだまだ未知の可能性を信じて応援し続けたいなぁと思うのでした。