年内の取材店のうち、もっとも多いのは、恐らくスイーツ&パンか、居酒屋。
なので、自然とお酒を飲む機会も多くなります。。。
で、今のところ極めたいと思っているお酒のジャンルを考えると、やっぱり1位は日本酒。
次いでワインとビール。
その次だと、ラムとウイスキーというところでしょうか…。
そこで、それぞれの魅力を、自分的に考えてみました。
まずは日本酒。
さすが味覚の繊細な日本人が造るお酒だけあって、味わいがものすごく複雑で繊細。
大吟醸クラスにもなると、そぎ落とされた美といいますか、綺麗な味、という表現がぴったり。
お酒で言うと、日本酒とワインのもつ香りや味わいの要素って、ものすごい数なんですよね。
そこで両者の違いは、温度差を楽しめるか楽しめないかに尽きると思います。
1つのお酒でも、温度によって味わいがここまで変わるんだ…という感動は、日本酒ならではのもの。
また日本酒は、ワインほどではないですが熟成によって味が変わるのも楽しみの一つ。
とくに古酒と言われるお酒は、ときには紹興酒やワインのような、日本酒とは思えないニュアンスを醸します。
一方のワイン。
日本酒が日本だけのお酒なのに対し、ワインはもっともグローバルなお酒、かもしれません。
日本酒の仕込み米よりも、ワインのブドウ品種のほうが味の違いがはっきりしているので、味のタイプがわかりやすいですね。
でも世界中で造られている分、同じブドウ品種でも産地によって味が全く異なったり(フランスの場合は、テロワールによっても味が違うほどだし)ワインを極めるのは、数あるお酒のなかでもっとも時間がかかるのでは…と思います。
デイリーワインから超高級ワインまで、価格の幅がもっとも広いのもワインの特徴。
日本酒の大吟醸クラスでもせいぜい数万円ですから…いいものを飲むには一番お金がかかるのは恐らくワインでは、と思います。。。
またワインは、ビンテージによって価格が跳ね上がるほど、その年のブドウの品質や熟成によって味が左右されるのも特徴ですね。
そしてビール。
ビールも、ベルギー、ドイツ、イギリスなどのヨーロッパをはじめ、世界各国で飲まれているお酒ですね。
日本ではとくにピルスナータイプ(大手4社のビール)が一般的なビールという認識ですが、実はいろいろなビアスタイルがあることもようやく認知されてきました。
日本酒とワインにないビールの特徴は、注ぎ手によって味が大きく変わるということ。
グラスの洗浄やサーバーの状態、そして注ぐスピードや角度など、注ぎ手の技量がもっとも必要となるのはほかにはない特徴です。
日本酒のお燗も、似たようなニュアンスがありますが…ビールのほうがより顕著だと思います。
だから、やっぱり”外で飲むビールの美味しさ”も貴重なんですよね。
日本では冷やして飲むものという認識が一般的ですが、実際にはぬるめで飲んだ方がおいしい銘柄もあり、このへんは私ももっか勉強中。
そしてビールの楽しさは、グラスがいっぱいあること!
もちろんワインにもそれぞれ専用のグラスはありますが…醸造所のロゴが入っていたり、女子的には見た目のかわいいビアグラスは、コレクションしたいくらい興味深い。
そして3つのお酒を比較してみると、やっぱりそれぞれに合うお料理も違いますね。
繊細な白身魚やだしのきいた和食は日本酒がいいし、ガッツリ肉料理なら赤ワイン、コッテリ揚げ物ならビール…というのが一般的な常識ですが、それ以外にもいろいろなマリアージュがあって、楽しみ方は自分次第!
世界のお酒と世界の料理がハイレベルに楽しめる日本は、やっぱりすごいナァ