昨今のラーメン業界は、いわゆる鶏ブーム。
もともとラーメンの材料としては欠かせない素材でしたが
鶏+豚骨、というベース素材としての存在だったのが
ここ最近は「鶏白湯」、「清湯」など、鶏を前面に押出したラーメンが増えています。
さて、そんな鶏ラーメンの評判店のひとつが、経堂の「ささりんどう」。
ここの店主も、ラーメン店での修業歴はなく独立したそうですが
完成度の高いラーメンを提供しています。
メニューはこんな感じ。
看板商品の「鶏ポタ」ラーメンは、真っ白な泡に覆われた斬新なビジュアル。
ふわふわと軽やかな食感で、上質なビシソワーズのようです。
これはもう、ラーメンというよりスープパスタ。
鶏の旨みを骨格に、魚介の香りと野菜の甘みが旨みを補強しています。
このラーメン、非常に手がこんでいまして
スープは、鶏白湯、魚介、野菜ポタージュの3種のブレンド。
野菜は、大豆やゴーヤーなどユニークな素材も入っており
注文ごとにミキサーで合わせる手間をかけ、泡状の食感を生み出しています。
さらにトッピングも、
低温調理の鶏ムネ肉とチャーシューという昨今流行のパターンに加え、
自家製のトマト香油が、香りのエッセンスとなっています。
麺は、三河屋製麺の特注麺。
小麦の香り豊かな低加水のストレート麺か、
レンコンの粉末を練り込んだツルッとした食感のレンコン麺かを選べます。
加えて、途中で卓上調味料のカレー粉を加えると、
スープがエスニック風の味に変化!
〆にはもちろん、お決まりのチーズリゾットも楽しめます。
サイドメニューの鶏チャーシュー丼。
最近はラーメン店のご飯ものも、バリエーションに富んできましたね。
女性が罪悪感なく(笑)食べられるラーメン。
今後も増えていきそうです。