学生時代からのカフェ好きで、今も取材でいろいろなカフェを回っていますが、ときどき「あぁ、このセンスは素晴らしいなぁ」と唸ってしまうカフェに出会います。
それは空間のみにとどまらず、メニュー表の作り方だったり、ロゴだったり、料理の盛り付けだったり…と、つまり演出すべてにおいてなのですが、すべてがバランスがよくて、「巧い!」と感じさせる店が、たまにあるのです。
三軒茶屋に本店を置く「カフェ マメヒコ」さんも、そんなカフェのひとつ。
豆がコンセプトの面白さもあるのですが、メニュー表のコメントひとつにも大人のエスプリを感じます。
コーヒーはエスプレッソに慣れているせいか、近年深煎りが主流だからか、思ったより軽い味わい。
でも、ポットでたっぷり飲むならこれくらいがちょうどいいかも。
季節限定の「檸檬のケーキ」。
キャッチに惹かれて思わず注文してしまいました(笑)。
レモンのさわやかなクリームが軽やかで、ナチュラルなおいしさ。
カフェオレは低温殺菌乳を使っているそうで、すごくやさしい味。
バールの濃厚なカフェオレもいいけど、こちらはごくごくっと飲めるおいしさ。
同行者チョイスのヨーグルト。
ヨーグルトって、実はカフェの単品メニューでは珍しい。
添えられたはっさくのみずみずしいこと!粒あんもほっくり和む味。
渋谷にオープンした「パート3」は、サイフォンコーヒーととんかつとパン工房という、こちらもまたユニークな店。
まだ伺えていないのですが、パン工房の食パンでつくるカツサンドはぜひ食べたい!
駅のそばで23時営業ということもあり、お客さんは絶え間ない様子。
三軒茶屋のカフェレベルを明らかに底上げしているお店ですね。