池袋東武百貨店の地下スイーツ売場が、今年7月、「ハナサンテラス」としてリニューアル。
地下道に面した空間で、地下鉄利用者の流入も多い立地条件を生かし、トレンド感のあるショップで女性客を誘引する狙いです。
6店舗が2週間ごとに入れ替わるそうで、オープン当初はティラミスヒーロー、メープルマニアなどが出店していました。
以前はねんりん家、クラブハリエなど、時代を代表するがブランドが出店していた場所。
バウムクーヘンも、そろそろ時代に飽きられてきたということですかね…
今後もどれだけひきのあるブランドを引っ張ってこれるかが、バイヤーの腕の見せどころです。
その一角に常設店舗としてオープンしたのが、「クロッカンシューザクザク」。
経営は、北海道のきのとや。
もともと北海道で人気のある製菓めーかーでしたが、ここ数年、チーズタルトの「ベイク」、アップルパイの「リンゴ」など、専門店を次々と仕掛けて都内に進出。
今、スイーツ業界でもっとも勢いにのる企業のひとつです。
きのとやの店づくりの大きな特徴が、作りたて感をアピールする店内製造。
それこそが集客の肝とも言えるのですが
、ここでもガラス張りの厨房で生地を焼き、注文ごとにクリームを詰めてくれます。
メニューは、基本的にはクロッカンシューのみで、1本250円。
今は夏限定で、ソフトクリームなどもあるようです。
砂糖とアーモンドの生地は、詰めたてをその場で食べたこともあり、まさにザクザクとした食感。
袋には「2時間以内にお召し上がりください」と英語で書かれているけれど、どれくらい食感が維持できるのか気になります。
中には、バニラビーンズ入りのなめらかなカスタードクリーム。
バランス的に生地の比重が多く食感も強いので、クリームとの一体感というよりは生地を味わうシュークリーム。
カジュアルに食べられるハンドタイプのシュー、という面も、若い子に人気の理由。
お菓子の完成度としては先日新宿で食べたシューダンベールパリの方が高いけれど、こちらの方が分かりやすく万人受けするだろうな~。