最近は、都内や海外で修業した実力シェフが、地元にパティスリーを開業するケースも増えており、郊外に意外な名店が潜んでいることも珍しくなくなりました。
埼玉県志木の「シンフラ」も、そんな実力シェフのお店。
恵比寿「タイユバン・ロブション」からキャリアをスタートさせ、六本木「ジョエル・ロブション」、青山「ナリサワ」を経て独立。
街場のパティスリーではなく、レストランで経験を積んでこられた経歴の持ち主です。
お店は広くはありませんが、ショーケースにはレストランのデセールのように美しい仕立てのプチガトーが並びます。
スペシャリテの「フロマージュ・アス」は、レストランのチーズワゴンから発想したという1品。
レア、ベイクド、スフレの三種類のチーズケーキがいっぺんに味わえるという、チーズ好きにはたまらないケーキ。
スッキリ!でスイーツ真壁も絶賛していたケーキです。
レストランでの経験をいかしたケーキをもうひとつ。
中に何が入っているのか、ワクワクさせるビジュアル!
全部崩して混ぜて食べてください、とのことで、あまりきれいな写真ではありませんが…
サクサクのメレンゲとふんわり焼きメレンゲに、レモンの酸味が爽やか!
大人な味なのに、なぜかこれを気に入る3歳児(笑)
ミルフィーユは、バルサミコのスポイトをお好みで。
絶品だったのが、奥のエクレア。
噛み締めて味わいたいシュー生地に、ナッツのコクと香ばしさが生きたクリーム、パリパリのアーモンドのバランスがお見事。
娘にはこれ、はしっこケーキ。
スポンジの切れ端を利用しているため、なんと180円ほど!
ビジュアルもかわいくて子供向けなのですが、紅茶風味のクリームがうちの3歳児には微妙だったようです…
普通のショートケーキやシュークリームなどを期待するファミリー層には、ちょっと本格的すぎて敷居が高いイメージですが…
子供がいても、たまには洗練された美味しいケーキを食べたい!という我が家のような人にはぜひ訪れてほしいお店です。