昨年のラーメン業界で話題NO.1といえば、ここ「ソラノイロ」さん。
今発売の「BRUTUS」でも、大崎さんはじめ選者たちが口を揃えてイチオシというお店です。
昨年8月に取材してブログにも書いたと思っていたら、まさかアップされていませんでした…。
なので、少し過去の情報になりますが…。
店主の宮崎氏は、「一風堂」で11年間修業。
「五行」の立ち上げなどにも関わるなど、まさに一風堂の発展の歴史を支えてきた一人でもあります。
そんな宮崎氏が仕掛けるのは、「ベジソバ」という新ジャンルのラーメン。
一風堂出身なのに、まったく違うジャンルで勝負しているところに、宮崎氏の気合を感じます。
これまで野菜系というといわゆる「ベジポタ」。
ベースはあくまで動物系で、じゃがいもなどでとろみをつけたスープが主流だったのですが、このベジソバはそれとは似て非なるもの。
オレンジ色のスープは、ニンジンのピュレを用いたさらっとした野菜スープ風。
ムール貝のだしを加えているというのが個性的です。ラーメンではほぼ聞いたことがありません。
また麺は、パプリカを練り込んだ平打ち麺。つるっとした食感で咽越しもよい。
食べると、ラーメンではなく「スープパスタ」という表現がハマる。ラーメンのようなオイリーさがないのも、女性には嬉しい。
奇をてらった味ではなく、新しいラーメンとして完成度の非常に高い1杯。
それでなければ、ここまで話題にならないでしょう。
多くの人に、ぜひ食べていただきたいラーメンです。