昔、ウインナー定食を出す洋食店が八重洲にありました。
ずーっと行きたいと思っているうちに再開発で閉店。
54年にわたる営業にピリオドを打った。
しかし、そこの厨房で30年以上働いていた方がお店のスピリッツを受け継ぎ、新たにお店を構えた、という話は開いていて。
ようやく行けました。「ブルーベル」。
八重洲の味を守った懐かしい味の洋食をいただけるこちらは
グルメな店の多い荻窪エリアにあります。
「ブルーベル」は、八重洲時代、50席足らずの店で
ランチだけで毎日250~300人ものお客さんをだばいていたという驚異的なお店。
ランチ6回転ですよ…ラーメン屋よりも早いんじゃ?ってくらい。
お店はオープンキッチンで、シェフの手元が丸見え。
フライパンを振ってオムライスを包むテクは、さすがキャリア35年以上。
当時はハンバーグが一番人気で
連日150個ほどをオープン前に仕込んで焼いておいた、とか
早く提供するための人員配置を工夫して
早い時は注文から1分足らずでランチを出していた、とか
週に3日とか通ってくれる常連さんが多いので
毎日食べても飽きないよう、やさしい味付けにしていた、とか
そういう興味深いお話を聞きながらのランチ(最後の客だったので)。
ウインナーは素朴な味かと思いきや
オリジナルのソース(玉ねぎベースのドレッシング風)がかかっていて
やっぱり家庭とは違う洋食なのが嬉しい。
自家製のマカロニサラダもさっぱり味で美味。
オムライスは、こってり感ゼロのあっさり味。
聞くと、バターや生クリームを使っていないそう。
写真はこれで小サイズ。CPもいいですね。
そして、ついつい食べたくてトッピングした「ハンバーグ」。
これがふわっふわでびっくり!予想以上に好みの味。
空気を抱き込んでいるかのような柔らかさで、とてもあっさり味。
決め手は合挽肉の割合と、玉ねぎを生のまま超細かくして加えることらしい。
玉ねぎの水分も加わって、ふんわりとなるのだそうだ。
全体的にやさしい味なのは、八重洲時代の味と変わらないそう。
おかげで、いつも洋食を食べる時よりも胃もたれ感がなかった。
特別感はないけれど、安心できる味というのかな。
最近滅多に見かけないウインナー定食
ほかに出してる店がないのか気になりました。
でも、このエリアは本当にいい店が多そう。
住んだら楽しいだろうなー。
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「ブルーベル」
南荻窪4-43-8
03-5346-3582
火~土 11:45~15:00 18:00~21:00
日・祝 12:00~15:00 月曜定休