「穂のか」日本酒愛が伝わる名店

フードライターrieの食日記

以前からずっと行ってみたかった、武蔵小山の「穂のか」さん。

お酒はビール(小瓶)と日本酒のみで、おいしい料理と日本酒をとことん楽しめるお店です。

日本酒の銘柄と地図が掲げられた外観から期待をそそります!

日本酒はすべて120ml550円均一で、いろいろ飲みたい人のために60cc300円でも出しているのが素晴らしい。

私のように酒に弱い人間には本当にありがたいです。

メニュー表には封切り日が記してあり、日本酒の管理にも気を配っているのがわかります。

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まずはお通し。3種盛りで出されます。

菜の花の辛子和えがおいしかった!

いいお店は、こんなふうに最初のお通しだけで1杯飲めてしまいますよね。飲食店にとってはドリンクの注文があがるしいいことなのに、いまだにお通しに手を抜いているお店が多いのは悲しいです。

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料理の売りはまず、28種類も揃えているという焼き味噌。

ねぎ味噌、くるみ味噌といったベーシックなものから、ウニ味噌、チーズ味噌、あげじゃこ味噌など変わりダネまでバリエーション豊富で、3種450円、5種600円というお手頃価格でいろいろ楽しめるのが最高!

我々は明太子、ウニ、岩海苔味噌をチョイス。

明太子味噌、おいしー。まさに日本酒のためにあるようなつまみですね。

途中途中、やわらぎ水をいただきながら飲みすすめます。

60ccずつ3種類で計1合分の酒を楽しめる「飲み比べセット」もあるのがうれしい。

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テーブルには、飲んだお酒を書き込めるメモが用意されているので、酔っ払っても忘れないのが安心です。

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この日は秋田「一白水成」、愛媛「光久」、山形「山吹極」をいただきました。

まろやかだけどうまみもある「光久」が一番好みかな。同行者は「一白水成」だそう。

山吹極は奥の黄いろがかったやつですが、冷やで飲むにはちょっとくせがありました。

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ほかにも石川「五凛」、福島「国権」、山口県「貴」などをお燗でいただき、かなり酔っ払い。

ちなみにお燗を頼むと、写真のようなお燗器で出されるので、ぬる燗、燗さましなど温度変化による味の違いも楽しめるのがすごーくいい。

よく日本酒の専門店というと、頑固な年配の親父さんがやっているイメージがあると思うのですが、「ひまり屋」などと同じく、ここのご主人もとても人当たりがよく、一見さんでも居心地がよいのも魅力です。

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「味噌入りだし巻き玉子」は、にんにく、唐辛子、チーズ、明太子、岩海苔の中から好みのものを選べます。

唐辛子を選んだら、だしの風味に辛みがきいて大ヒット!甘くないのがいいですね。

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「イベリコ豚と白菜のやわらか煮込み」は、やさしい味わい。

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〆にはミニサイズの「ひとくち坦々麺」500円。

この「ひとくち」っていうのがセンスいいですよね。お酒のあとにちょっと食べたいキモチをよくわかっていらっしゃる。

これだけ飲んで、お会計もお財布にとってもやさしい9000円なり。

ということで、またお気に入りのお店が増えました!

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