「中国飯店」、「富麗華」など高級中華料理店を展開する中国飯店グループが2010年2月にオープンしたのが、ここ「紫玉蘭」さん。
中華タパス×ワインを軸にした「チャイニーズバル」という新しいコンセプトが当たり、連日にぎわう人気店です。
バルとはいえ、店内は「上海のフランス租界にあるレストラン」をテーマにしたオシャレな造り。
現地で買い付けた調度品が随所に置かれ、内装費もかなりかけてつくったことが一目瞭然。
最近は内装にお金をかける飲食店が少ないですが…こうした非日常感を演出するのも、やっぱり外食にとっては大事な要素。
高級感溢れる空間でリーズナブルにお料理をいただけるのも、人気の理由ですね。
チャイニーズタパスは冷菜15品、温菜10品ほどで、530円~。
手前の「上海式ポテトサラダ」は、月餅の型を用いた盛り付けがユニーク!
奥の「椎茸の細切り黒酢」は、中国の精進料理にヒントを得たもの。椎茸のクニュッとした食感がクセになります。
右は、「さざえの豆板醤あえ クレープはさみ照り焼き」。こうしたちょっと気の効いたメニューがあるのは、高級店ならではの商品づくりだなぁと感じます。
赤、黄、緑、白、黒と5色が揃う麻婆豆腐は、ほとんどのお客さんが注文する看板メニュー。
写真は普通の「赤」ですが、「黄」は卵豆腐とエビの塩味、「緑」は青菜&貝のだしのさっぱり味など個性的な味が揃います。
メイン料理も、ほぼ1000円台。
写真は地鶏の唐辛子炒め。スパイシーな味でお酒がすすみます。
お酒はワインも紹興酒も揃うので、お好みで楽しめます。
自家製サングリアは、レモンやライム、クコの実を漬け込んだオリエンタルな味わい。
1階の奥にはバーも併設。
食後にちょっと一杯…なんて使い方もできるのは、大人の街ならではですね。
カジュアル業態とはいえ、夜の客単価は7000円ほどだそうなので街場の中華料理店と比べればちょっとお高いですが…本格的な料理を手頃に楽しむにはオススメ。
(系列店は、夜の単価2万円くらいの高級店ですが…食材なども同じものを使っているそうなので、お値打ち感がありますね)
それにしても、ワイン×中華という組合せもだんだん定着してきましたね。
実際にいただいてみると、中国料理とワインは本当に相性がいいことに気付きます。
とはいえ、まだバルやビストロのような店づくりのお店は少ないので…今後はもっとカジュアルな「チャイニーズバル」業態が増えてもいいのにな…と思います。
ちなみに、ランチはメインの麺やご飯に付き出し、デザートが付いて840円とリーズナブル!
今度はランチに来てみたいなぁ~