鎌倉で人気のパティスリー「雪乃下」。
今年4月より、新業態の「トレトゥール 雪乃下」 として
ランドマークプラザに出店していたので寄ってみました。
初代シェフパティシエの宇治田さんが独立してからは、初めての利用。
鎌倉本店は、現在は関谷正隆さんというシェフに替わられたようです。
トレトゥールという業態だけあって、
商品構成は、お惣菜とスイーツが半々くらい。
お惣菜もスイーツも、和のエッセンスを取り入れたフレンチがコンセプト。
SALUSの記事 によると、
デリは市内にある系列のフレンチ「久右衛門邸」で作り、
お弁当は鎌倉の「ブラッスリー雪乃下」で作っているそう。
スイーツは、本和香糖を使ったロールケーキ「本和香ロール」をはじめ、
「利休」、「露草」といった和テイスト溢れる顔ぶれ。
宇治田シェフ時代からの看板商品であるマカロンも、
あずき、抹茶、柚子、黒胡麻など和のテイストが揃います。
「利休」は、下から胡麻プリン、宇治抹茶ムース、抹茶ジュレの3層仕立て。
とろん、プルプル、つるり。
いろいろな食感の重なりが味わえます。
「露草」は、きなこムースの上に、ぷるぷるわらび餅。
スポイトで黒蜜をかける仕掛けが楽しい。
「本和香プリン」。
350円は強気な価格設定ですが、自然な素材の味を生かしつつ
こくのあるリッチな味わいに仕上げています。
自信作のマカロンを使ったタルトフリュイは、鎌倉でも人気の1品。
パートシュクレのザクザク感と、ダマンドのしっとり感、
バターの風味などすべてが好みの味にまとまっています。
1つでいろいろな風味や食感を楽しめる仕立てのスイーツが多く、
シェフのめざす方向性を感じられました。
和のテイストを取り入れたデリも気になりますし、
今後もどんなお菓子が登場するか、楽しみです。