今日は私が学生時代にバイトしていた配膳会のイベントがあり、ご招待いただいたので取材の合間に行って来ました。
東京會舘、初めて来た…いろんな意味で貴重な建物。
配膳会とはいわゆるホテルやレストランのサービススタッフを派遣する会社で、会食や宴会、披露宴などホテルで行なわれるサービス全般を担当しています。
私は主に披露宴がメインでしたが、会場セッティングから料理、ドリンクのサービス、ときにはクロークやレストランに入ることもあり、なかなか楽しかった記憶があります。
今日知ったのですが、私が所属していたスギハラグループは、なんと創業明治40年!実に100年以上の歴史をもつ、配膳会の草分け的存在らしいです。
そういえば確かに、私の職場は学生ながらみんなモチベーションが高く、プロ意識を持って仕事してましたね…。
今日は第一回のイベントで、「スーパー配膳人&サービスクイーンコンテスト」が目玉。
また出展ブースでは、協賛企業によりビールやドリンク無料サービスのほか、「富士屋ホテル」のカレーや「東京會舘」のクレープシュゼットなどをワンコインで提供していました。
メインイベントでは、午前中に予選(ボトルサービス、トレンチワーク、チューリンサービス、皿持ち平衡、シルバーセットの5項目で審査)があり、昼からの決勝では、ドンデン(宴会と宴会の間の会場セッティングをいいます)とフランス料理フルコースサービスの2項目で審査が行なわれました。
どれも昔自分もやってたことなので、懐かしく興味深々で見ちゃいました。
とくにドンデンは限られた時間内にセットを終えなくてはならないので、とにかく要領よく、が大事。
具体的にはテーブルクロスを替え、皿やシルバーを人数分セットするのですが、特に順番に決まりはないので会場によってやり方が違ったりします。
私のいた会場では、まず塩胡椒のセットを置いて中心を決め、皿をテーブルにまき(これも業界用語ですね)、その両サイドにシルバーを適当にまいてから1人分ずつセットしていたのですが、今日見ていると、塩胡椒は最後だったり、シルバーをまきながらセットもしちゃう人など、人それぞれで興味深かったです。
続く実技審査では、実際にひとり1卓担当し、ゲストにフルコースを提供。ゲストの方々も人前で食事をするので、多少緊張されていた様子。
こういうイベントがあると、働く側のモチベーションも上がりますよね。
業界の発展のためにも、有意義な1日だったのではと思います。
ただ一つ気になったのが、来場者(家族以外)の年齢の高さ…
ゲストは概ね50歳以上、70台以上に見える人も多く、業界の問題点を見た気がしました。
もっと若い人中心に何かできたら、新しい未来が拓けそうですね。
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