ユートピアアグリカルチャーの盤渓農場記者発表会にお邪魔してきました

札幌駅から車で20分ほどの盤渓に、お菓子屋さんが新たな取り組みに挑戦する農場が誕生しました。

運営するのは、北海道のお菓子屋さんとして知られるきのとやグループのユートピアアグリカルチャー。きのとや創業者の息子さんで、ベイク創業者でもある長沼真太郎さんが代表を務めています。

ユートピアアグリカルチャーについては、Yahoo!ニュース個人で記事を書いているのでそちらもぜひお読みください!

菓子業界のミライ⑤ユートピアアグリカルチャー

https://news.yahoo.co.jp/byline/sasakirie/20220826-00311874

これまでも放牧農場の運営には取り組んでいますが、牧場が郊外にあるため管理が難しいという課題がありました。盤渓農場は、手入れされていない森に動物(寒さに強い道産子からスタートし、ゆくゆくは牛も)を入れることで森がどう再生するかを長期的にデータを取り検証していく、という壮大なプロジェクト。北海道大学内田研究室の内田先生や、センシング技術を持つソニーグループの協力も得ながら運営されていきます。

盤渓農場には平飼いの鶏舎もあります。写真は、施設の設計を担当されたDOMINO ARCHITECTS 大野友資さん。鶏舎には開閉可能な農業用シートが取り付けられており、自然な形で施設内の温度管理ができるようになっています。一般的な平飼いよりもさらに頭数が少なく、1坪あたり6−7羽数の飼育。ニワトリたちにとっては快適な環境ですね。

たまごは、放牧牛の乳製品と一緒にサブスクで購入できるほか、建物入口に設置された自動販売機でも購入できます。近未来的かつ自然に溶け込むデザインが素敵。

有精卵のたまご、お土産にいただきましたが、黄身がぷっくりとして卵臭さがなく美味しかったです。飼料には、工場で出たスポンジくずなども与えているとのこと。

そう遠くない未来に食糧難も予見されている地球。おいしいお菓子を未来に伝え残していくためにも、より多くの人にこうした取り組みを知っていただきたいです。

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