事情があり、実家にて家族総出で15年分の蓄積物を一掃。
昔遊んだおもちゃとか、気にいっていたけどもう着ない服とか、携帯や靴の空き箱だけ(これ一番多かった、笑)とか。
ただのゴミに混ざって出てくるのは、学生時代、友達と授業中せっせと交換していた手紙、好きだったアーティストのカセットテープ、旅行土産のキーホルダーたち、唯一真面目に取り組んだゼミの卒論、落ち続けた記録が綴られた就活帳、編集のいろはを必死でメモした編集部時代のノート…。
鮮明な思い出も忘れていた記憶も次々と蘇って、まあ作業が進まない(笑)
昔の手紙や日記を読み返していて一つはっきりと感じたのは、当時の私には見えてないことがたくさんあったんだな、ということ。
自分勝手に生きてきたのに、一人だと思っていた時も、心配してくれる家族や友達がいた。
でも当時の私は、それに気づけなくて、勝手に一人で抱え込んで、感謝もできなかった。
あの時、それに気づけていたら…と後悔しても、もう遅い。
気持ちや思いは、言葉や態度で伝えないと、何も生まれないし変わらない。
そして、それなりに年を重ねて結婚もして子供も生まれた今、ようやく見えることができる事実、受け入れられる事実があるんだなと。
ほんとに今更なんですが、これまでの人生で出会ったすべての人に、感謝の気持ちを伝えたい気分になりました。
こんな私を見捨てずにいてくれて、ありがとうございます。
そしてどうか、これからもよろしく。
今日出したゴミの分だけ、今後は新しい家族の思い出が増えていくのだと思うと、また楽しみです。