アンダーズ東京のペストリーショップシェフに、田中麗人シェフが就任。
お披露目のイベントに参加してきました。
電子専門学校を卒業するも、成城風月堂に入社。
03年よりハイアットグループでキャリアを積んできた田中シェフ。
今春の新作をいただきながらのお披露目会。
テーマは、新茶!
まずは、アンダーズ東京のシグネチャーであるジャースイーツとエクレアから。
みずみずしい新茶のゼリーが涼しげ。
新茶オペラ、新茶と抹茶のケーク、黒糖とミルクチョコ、新茶の「テ ヴェール」。
シロップをたっぷりうったコーヒー風味の強いオペラに新茶の組み合わせが新鮮。
テ ヴェールは、とろけるようになめらかなムースの口どけが秀逸。
黒糖風味のミルクチョコムースの中に黒糖のブリュレ、底に新茶のダックワーズや黒糖クランブル、あしらいのクラッカンなど食感の要素も多く、食べ飽きない仕立て。
箸休めもいただきつつ…
新茶のロールケーキのデモンストレーションも。
しゅるしゅるっ、と早業で巻きあげるテクニックに釘付け。
新茶の繊細な風味と、栗の甘み、こくのあるクリームがやさしい味わい。
最後は、シュークリームが好きだというシェフの自信作のサントノーレと、カジノをオマージュしたビビットな赤色のボルテ、ショコラオランジュ。
サントノーレは、シューの中にラズベリージュレとカスタードクリームを入れ、レモングラスのシャンティショコラをデコレーション。
レモングラスの繊細な香りを活かしたおだやかな味わい。
ブラウニーとムースを重ね、オレンジをアクセントにきかせたショコラオランジュは、王道の組み合わせながらカカオ感をしっかり感じられる重厚な仕立てで好みでした。
何のチョコレートを使っているのか聞けばよかった!
どれも美味しいのにさすがに量が多すぎて、完食できなかったのが申し訳なかったです。
お土産のマカロンとアマンドショコラまで。
シリーズをいただいてみて、新茶の淡い香りを活かすのは難しいのだなぁと感じつつ、意欲的な新作に今後も期待が高まります。
次は夏かな?新作が楽しみです。