「レストランオークラ」ファミレスの先駈け的レストラン

綱島住民なら、誰もが知っている木村商事グループ。

界隈の大地主で、不動産業をメインに、飲食事業、ホテル事業などを幅広く展開しています。


綱島街道沿いにある「レストランオークラ」は、1966年創業。

本格的な洋食店がまだ少なかった時代に、
ファミリーレストランの先駈け的存在としてオープン。

ファミレスの元祖と言われるすかいらーくの創業が1970年ですから、それよりも以前にオープンしていたことになります。


店内は、昭和を感じさせるレトロな雰囲気。
恐らく、当時としては内装費をかけて造られたのではないでしょうか。
出店コストを抑えて展開するのが主流の昨今の外食産業にあって、昔の繁栄を思わせる貴重な存在です。


店内には、白熊の剥製。
これも創業時からの装飾でしょうか。


名物のひとつ、オニオングラタンスープ。
少し味は濃いけれど、ファミレスよりも本格的な仕上がり。


魚介とトマトクリームのパスタは、きちんとアルデンテ。


復刻メニューの和牛ハンバーグ。
挽き肉ではなく塊肉をミンチにしているので、歯ごたえがありステーキのような満足感。
ふっくらハンバーグが好みの人には向きませんが、肉の味が楽しめます。


付け合わせのサラダには、オリジナルの梅ドレッシング。
このドレッシングが結構好評のようで、販売もされています。


ハンバーグには、醤油と薬味がついてきました。
この提供スタイルはもう一工夫欲しいところ(笑)

全体的に味は濃く、盛り付けも昭和の洋食レストランといった趣きですが、どれもオーダーごとに調理されている印象。

接客も、恐らくベテランであろう年配の男性はとても丁寧で、好感がもてました。

店内は年配層が多く、昔ここでハレの洋食を食べた子供が、大人になって自分の子供を連れてくる…そんな家族三代で訪れるような貴重な場所にもなっているようです。

ちなみにグループだと無料送迎バスのサービスもあり、大箱飲食店の少ない綱島では宴会ニーズも多い様子。
私も一度ママ会ランチの予約の電話をして、すでに一杯だったこともあります。

移り変わりの激しい外食業界。
チェーン店に行くなら、地元で頑張っているこちらのお店に足を運びたいなと感じたのでした。

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