子供が産まれても、夫婦の時間も大事にしたいというのが我々夫婦のポリシー。
もともと同業者なので、一緒に取材の下見に行ったり、仕事をしたりと、一般的な夫婦よりは結び付きが強い気がしますが…
夫婦水入らずでの食事やお出掛けも、やっぱりたまには必要だなと思うのです。
この日は、青山の「匠進吾」へ。
店名通り、四ッ谷の名店の出身です。
四ッ谷の大将は来年からハワイに行くとあって、予約がとれないどころか電話も繋がらないほど。
その大将のもとで18年も修業したというのが、進吾のご主人。
恐らく四ッ谷でも握ってもらったことがあると記憶しています。
料理はお任せのみで、つまみと握りを織り混ぜるすし匠スタイル。
場所柄なのか、四ッ谷よりも全体的にボリュームが多い印象で、お好みにうつる前にかなり満腹になりました…
以下、食べたものの一部です。
江戸前の伝統、コハダ。
美しいヅケのにぎり。
酢〆の牡蠣。
生牡蠣は苦手だけど、これは平気でした!
炙ったホッキ貝は、ふっくらやわらか。
甘みと旨みのエキスがたっぷり。
塩で〆たニシン。
初めての食べ方。
太刀魚。大好きな魚ですが、家だと骨抜きが面倒で…
プロの手にかかるとこうも違うのかと感動の美味しさ。
マグロは赤みのヅケ、中トロ、など数種類を出していただきました。
脂ののったノドグロは、うまみの広がり方がものすごい。
このひと切れで破壊的な満足感。
白子はこれからかな。さっぱりしたお味。
これは絶対食べたかった、金目の炙り。
金目は、火を通した方が断然旨い気がする。
ふわふわの穴子は、やっぱり食べたい1品。
このほか
おつまみ…煮蛤、鯵のガリ巻き、烏賊の印籠、クエとヒラメ、煮蛸、サヨリ、鯖の塩〆、唐墨の味噌漬けなど
握り…小振りの車海老、牡丹海老、金目鯛昆布〆、ブリの漬け、中トロなど
たらふくいただきました。
そしてこちらは、お酒のチョイスも秀逸。
日本酒好きな主人も知らないようなお酒も置いていて、それがまた好みにハマる味ばかりで感涙。
鮨と言えばスッキリ系の吟醸酒が王道な中、味わいのある純米酒を揃えてくれているのは素晴らしい。
握りの美味しさもさることながら、つまみのレベルの高さがとくに印象に残った夜でした。
お酒と一緒に楽しみたい人には満足度200%のお店です。