東京のスイーツシーンは、いまだパンケーキが根強いブーム。
行列店の多くは表参道エリアに集中していますが、2013年11月、銀座にオープンして連日行列を作っている話題店が、「雪ノ下 銀座」。
10坪15席で1日150人を集客しているというから驚き!
本店は、大阪で2012年7月にオープン。
瞬く間に行列で入れない人気店となり、現在は1日60人の予約限定販売ながら、2週間先まで予約が埋まっているという人気ぶりです。
銀座店は、そんな雪ノ下のFC1号店。
元ビアードパパのオーナーが出資するかたちで、大阪と同じ味を提供しています。
看板商品は、パンケーキとかき氷。
いずれも徹底した素材へのこだわりと、丁寧な仕込みによってオリジナリティの高い味を生み出しており、それが「他では食べられない!」という商品力の強さにつながっています。
例えば、パンケーキには大美伊豆牧場の低温殺菌乳、平飼いの有精卵、鹿児島の天然水などを使用。
トッピングのフルーツは契約農家から品種を指定して仕入れるこだわりようです。
私が一番気に入ったのは、「愛媛産レモン」。
自家製のレモンコンフィは甘すぎずさわやか!
自家製の練乳アイスは、コクがありながらもすっきりとした後味で、ミルクの余韻が心地よい。
ふんわりとしながらもコシのある食感のプレーン生地のおいしさも、しっかり味わえます。
この時期の一番人気は、「練乳ミルクの白」。
練乳入りのやさしい甘みの生地に、大粒の紅ほっぺが圧倒的な存在感。
色違いの「黒」はココア生地。
根強いファンの多いフレンチトースト。
味わい深いビゴのバゲットを使っており、短時間で一気に焼き上げるため表面はこんがり食感。
キャラメリゼされたカリカリ感に、フレッシュフルーツの酸味が映えます。
かき氷は、氷ではなく練乳やコーヒー、フルーツなどの素材を氷にしたものをオーダーごとに削っているので、まるでフルーツそのものを食べているかのような濃厚さ!
写真はキウイとみかん。
なかに練乳アイスが入っているので、最後まで冷めずにいただけるのです!
いずれのパンケーキも素材の味を生かした自然な味わいで、しっとり、もっちりした食感。
表参道で流行っているクリームたっぷりのデコレーションのパンケーキとは対極を行く味わいです。
個人的には、パンケーキよりもかき氷のほうが目からウロコ!な衝撃的なおいしさでした。
厳密には、かき氷と呼ぶよりシャーベットに近い感覚ですが…。
2月には京都、そして3月には立川への出店も決定しているそうで、各地で行列を作りそうですね!