長崎に来たら、このご当地グルメは食べておかなければと思っていたのが、トルコライス。
長崎県では、2010年より9月16日を「トルコライスの日」と定めて、普及に努めているようです。
ということで今回立ち寄ったのは、創業大正14年(1925年)、九州最古の喫茶店といわれる「ツル茶ん」。
店内は、レトロ感たっぷりの内装。
トルコライスとは、①ピラフ(またはチャーハン)、②トンカツ(またはチキンカツ)、③スパゲティ(基本はナポリタン)を一皿に盛り合わせた料理のこと。
発案者といわれるのは、長崎県の洋食店「ビストロボルドー」の初代店主。
神戸の将校クラブでシェフとして働いていた際に、冷やご飯の活用法としてトルコのピラフに似た料理を開発したのがはじまり。
そこに、おかずを要望された際に盛っていたのが、カツとスパゲティだったそう。
その後、長崎に戻ってから1950年代には、お店のメニューに載るようになっていたとのこと。
「ツル茶ん」では、オーソドックスな「トルコライス」のほか、海老フライを添えてクリームソースをかけた「シーフードトルコ」、ビーフステーキとビーフストロガノフを添えた「テキトルコ」、ピリ辛クリームを添えた「ランタントルコ」など、トルコライスだけで6~7種類もあります。
2人以上で来店して、食べ比べを楽しむのもいいですね。
まずは、定番のトルコライス。
バターピラフ、ポークカツ、ナポリタンに、カレーがかかっています。
カツだけでもお腹いっぱいになりそうなボリューム!
お店の雰囲気にマッチした、懐かしい喫茶店風の味わいです。
こちらは、おすすめらしい「Ryomaトルコ」。
2010年放映の大河ドラマ「龍馬伝」に合わせて開発されたようで、ビーフカツに和風スパゲッティが添えられています。
ソースは、お家でソースとケチャップで作るハンバーグソース風で、甘みと酸味の入り混じった味。
カレーソースよりさっぱり食べられるかな。
現在、長崎県で食べられるお店は70軒以上。
お店によってアレンジも多種多様なので、今度訪れた際は別のお店に行ってみたいと思います