小川軒といえば、代官山にあるちょい高級な老舗洋食店。
レイズンウイッチなどのデザートで有名だが、実はオムライスも隠れ名物。
その味を気軽に楽しめるカフェとして誕生したのが「小川軒カフェ」。
本店よりもリーズナブルな価格で楽しめる。
場所は、新橋駅前ビルの1F。
最も安いランチでも1000円と言う価格帯からか、駅前立地なのに昼12時のピークタイムにいってもすぐに入れた。
「オムライス」1400円を注文。
本店は確か2500円だから、確かにリーズナブル。
「お待たせしました」。
お皿が置かれた瞬間、卵がぷるぷるっと揺れる。
幅20cmほどの楕円形の美しいビジュアル。上には特製トマトソースとシンプル。
ほかほか湯気が立ち、中のご飯がぬるいということもなさそうだ。これは期待できそう。
ひとくち食べると、バターの濃厚な香り。
ご飯はケチャップライスかな。しっかりと味がついていて、パラパラというよりはちょっとねっとりした食感で好み。
肉などの具は極細かく切ってあるので、ご飯と自然に混ざり合う。
大きな鶏肉がゴロゴロ入ったチキンライスも多いけど、確かにオムライスとして考えた場合、あまり具が主張しすぎないほうが一体感が出るのかもしれない。
卵は、薄焼きなのに内側が半熟で、中のケチャップライスと絡む。
ここまで薄く焼いて、破れずにきれいに包めるのは、やはり職人技か。
焼きすぎず、半熟でふわっとした食感に仕上げる火加減も難しそうだな…。
確かに、ブログで「ぷるぷる」と表現する人が多いのがわかる。絶妙。
ただ、ポーションはちょっと少なめかな。ビジネスマンのランチには物足りない感じ。
駅近で軽くおいしいものを食べたい時にはいいかも。
「小川軒カフェ」
港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1F
03-3289-1300
10:00~20:00 日・祝定休
本日のランチ1000円、オムライス1400円、芝海老のドリア1400円、仔牛のコルドンブルー1600円、