少し前ですが、日本の酒情報館で開催された焼酎&泡盛セミナーに参加させていただきました。普段はあまり焼酎は飲まないので、自分の知識や経験値も改めてアップデートさせてもらうつもりで臨みました。
登壇者は、日本酒造組合中央会理事の宇都宮仁先生。古巣の出版社から著者本を出させていただいております。この日は、伊豆諸島で造られている焼酎が「GI東京島酒」としてGI認定を受けたトピックからスタート。九州、沖縄エリア以外では初の認定だそう。加えて、今年12月に日本の伝統的な酒造りの登録が審議されるユネスコ無形文化遺産への期待の高まりや、アメリカでの規制緩和による焼酎カクテルブームなど、最新の焼酎事情についても紹介がありました。
会の後半では、昨今の焼酎のトレンドとなっている「香り系焼酎」を使ったカクテルの試飲も。日本橋で「Bar Renri」をオープンしたばかりのバーテンダー、宮之上さんがクラフトコーラと合わせた焼酎カクテルなどをふるまってくれました。
こうした焼酎の盛り上がりの背景には、情熱ある造り手の存在があってこそ。日本がほこる酒造りの文化を海外へももっと広めるべく、まずは日本人である我々が知識を持ってその価値を伝えていきたいですね。