北イタリアのトレンティーノ=アルト・アディジェ州(南チロル)の郷土料理を提供するレストラン「三輪亭」がプロデュースしたイタリアンバールが昨年11月、下北沢にオープン。
チロルといえばハイジのイメージ。オーストリアとの国境に位置するため、オーストリアやスイスのアルプス地方と共通してチーズや肉料理が主流ですが、そこにイタリアンテイストが加わった独自の料理が特徴らしい。
まずはチロル地方のプロセッコで乾杯。やや甘口で飲みやすい。続いて、日本では三輪亭とここしかないという南チロルのラガービール「PORST」。非常に軽い口当たりで、ほのかにとうもろこしのような香り。あっさり風味でごくごくいけちゃう感じです。
おつまみにまず、珍しいライ麦の揚げラビオリ「ティルトラン」(450円)。中にはクミン風味のキャベツ。初めて食べました!カリッとした衣とやわらかいキャベツのコントラストが面白い食感。
こちらは、おすすめという「自家製ソーセージ」(550円)と、パスタの1種「ジャンボカネーデル」(680円)。カネーデルはお団子状のパスタ。見た目はポレンタのようですが、もちっとした独特の食感。スパイスのきいたラグーとの相性もバツグン。自家製ソーセージは香草風味ではなく、クミンなどのスパイスをほのかにきかせた繊細な味わい。
そして気になったメニューがトップの写真にある「ティロラーグラステル」(1200円)。メニュー表には「南チロル風肉じゃが」とあり、バターをきかせたじゃが芋の上に目玉焼きがのっていて崩して食べるのですが、一緒に食べると確かに肉じゃがっぽく感じるのが不思議。
南チロル料理は全体的にクミンをはじめとするスパイスを多用するらしく、自家製の南チロルのライ麦パン「シュッテルブロット」にも、クミンシードが入っていました。パンにもクミンなんだ…とびっくり。クラッカーのような食感で、パンというよりこれだけで食べるおつまみ感覚の一品だそうです。
ほかにニョッキもよく食べられているそうで、先日代官山の「ラ・ファーメ」で食べたスペッツレ(小さなニョッキ)もスタンバイ。お通しにこのスペッツレのチーズ揚げが出てきて、とてもおいしかった。
おつまみは300円~、手打ちパスタも680円~と大変リーズナブル。まだ空いているので穴場かもしれません!
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