この冬のトレンドの一つと言えば、「熟成肉」。
ブームの兆しは、2年ほど前。
自由が丘のスタイリッシュな店舗で登場した「中勢以」さんをきっかけに、神楽坂「カルネヤ」さんなど肉にこだわるお店が取り入れて徐々に話題に。
そしてこの9月にオープンしたのが、熟成肉を専門にした「旬熟成 KITCHEN TACHIKICHI」さん。
渋谷で人気の餃子専門店「立吉」さんの新ブランドです!
オーナーさんには何度か取材でお世話になっていて、餃子から熟成肉とはまたすごい挑戦だなぁ~と思ったのですが、オープンにあたって「中勢以」さんへ勉強に通っていたそう。
餃子と同様、熟成肉にもしっかりとしたこだわりが貫かれているのですね。
ちなみに昨今話題の熟成肉とは、その名の通りお肉を熟成させることですが、欧米で主流の「ドライエイジング」と、日本ならではの「ウェットエイジング」と呼ばれる手法があります。
ドライエイジングでは風を当てて乾燥させながら熟成させ、表面のカビをとり除くため歩留まりが悪くなり、その分高価になってしまいますが、独特の風味が特徴。
もとは安い赤身肉をおいしく食べる手法として発展したようです。
一方、「ウェットエイジング」では、お肉が生きていた頃の水分を保ちつつ、ゆっくりと熟成させるというもの。
枝肉で熟成させるのも特徴で、店頭などにディスプレーして視覚的な効果を演出するお店も。
これまでは高価なイメージのあった熟成肉ですが、「旬熟成」ではなんと1人前600円~楽しめるというから驚き!!
しかも、サイドメニューには契約農家直送の野菜料理。
アルコールは今話題の国産ワインを揃えるなど、女子のツボをしっかりと抑えています
こちらは豚さん。
豚の熟成は難しいそうで…これは気になります!
肉本来の旨みを発揮する熟成肉は、とくに赤身肉のおいしさにハッとするお客さんが多いよう。
いい肉=霜降りという日本ならではの価値観を、変えてくれることを期待したいですね!