今月はとある媒体の取材で古民家カフェをいくつか巡りましたが、なかでもまた訪れたいと思ったのが、西荻窪の「松庵文庫」。
松庵は、敷地の広い邸宅が多い高級住宅街。
もとは著名な音楽家のご夫婦が住まわれていた築80年の一軒家を改装してオープン。
もとの造りをできるだけ活かしたそうで、遠目からは住宅そのものですが…。
中に入ると、素敵にリノベされた居心地のよい空間が広がっていました。
写真のリビングは、カフェスペース。
料理関連の本がたくさん置かれており、自由に閲覧可能できます。
見処は、なんと言ってもこの庭!
樹齢100年と言われるツツジの木がシンボルです。
2階からの風景。
都内でここまで広いお庭があるなんて、贅沢。
入口の横は、物販スペース。
暮らしに取り入れたい、センスのよい生活雑貨が揃います。
オーナーさんは、地元で愛着のあったこの家を残したいという思いから、地域にひらかれた場所として松庵文庫をオープン。
たんなる古民家カフェではなく、2階のレンタルスペースでは、様々なワークショップが行われたり、店頭では新鮮野菜が売られたり。
近所にこういう場所があったら、日々の暮らしに少し刺激をもらえそう。
古い建物を維持していく大変さはありますが、手入れして大切に使う、という暮らしかたも、日本人の美意識として後世に残していきたいものです。