「トシ・ヨロイヅカ」自家栽培カカオという夢

先日は、トップパティシエである鎧塚シェフのインタビュー取材でした。

内容は、カカオの自家農園について。

実は鎧塚さん、カカオにこだわるあまり、

エクアドルに自家農園を買ってしまったのです!!!

その道のりは、自身のHP にも詳細に掲載されていますが、

鎧塚さんを突き動かしているのは、

「原料からすべて自分で手がけたスイーツを作りたい」という思い。

2012年には、レストランとパティスリー、直売所などを併設した

「一夜城ヨロイヅカファーム」 も小田原にオープンしており、

フルーツなどの栽培もおこなっています。

ただし、今回は地球の裏側のエクアドル…。

前人未到の挑戦です。

もちろん、それには人脈とか資金とか必要で、

鎧塚さんだからこそ実現できた部分も大きいですが

誰にでもできることではないからこそ、自分が挑戦する意義がある、ともおっしゃっていたのが印象的でした。

2010年に農園を設立し、今年初収穫を迎えたそうで

鎧塚さんはそれを焙煎から調整している真っ最中。

普通、カカオ豆というのは収穫後、発酵・乾燥されて輸出され

オランダなどで専用の機械でローストされてから、

ようやくチョコレートメーカ―に原料として入ってくるわけですが

それを最初から、日本の一パティシエがやっているという事実。

いやー、ほんとにすごいです。

取材では、カカオから焙煎したチョコレートの原石の状態を試食させていただきました。

カカオのもつ油分だけで固めたおだんごのような状態でいただくと

我々が普段食べているチョコレートは加工品なのだな、と実感し

鎧塚さんがやりたかったことが、少しわかった気がしました。

来年には自家製カカオのチョコレートのお披露目を予定されているそうで

スイーツファンには楽しみですね!

ちなみにこのときのシェフのインタビュー&カカオ豆の実演は

「カフェスイーツ154号」 に掲載されています。

全体がショコラ特集で、

日本のショコラの最前線をもれなく掲載していますので

よろしければ見てみてくださいね。

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