販売はネットのみ、発売日に売り切れ続出という壮絶な人気ぶりの「鞄工房山本」。
本店は奈良にあり、東京の常設ショールームは、銀座と表参道。
そこまで評判のよいランドセルとはいったいどこが違うのか、せっかくなので確かめてみたいと思い、取材の合間に表参道店へ。
平日午後いちだけあって、店内は先客1名。
「写真もたくさんお撮りください」とのことで、週末の土屋鞄とは偉い違い。
やはりランドセル選びは、可能なら平日に来るべきだと痛感します。
山本のランドセルは、コードバン、牛革(写真)、人工皮革の3種類。
工房系にしてはデザインが豊富(しかも上品)で、それが人気の理由なのだと思いますが、山本の技術の高さを物語るといわれるコバ塗り(かぶせの縁を何度も塗りあげた加工)はやはり美しく、上質感を感じます。
あと、女の子用は、内側の模様もハート、リボン抔それぞれ柄が違って可愛い。
人工皮革もマットな色調で、色合いが上品。
紫や緑も落ち着いたパステルカラーなので、ありかな、と思ってしまう。
2019新色のネイビーも素敵だけど、競争率高そうだな…
一通りはHPで知識をいれた上で、店員さんに改めてこだわりを尋ねてみる。
よく聞かれるのであろう、ベルトの立ち上がりの有無については、「ランドセルを横にしてしまう際にベルトが立ちっぱなしになると、そこが擦れてひび割れる可能性もあるので、現状では立ち上がりのないデザインにしています」とのこと。
各メーカーによって重視するポイントは違うのだな~、と納得。
また反射材については、デザイン面も考えてサイドのみにしているそう。
1年生のうちはカバーをつけてしまうし、今はかわいい反射シールなどもあるので、確かにあまり重視すべきポイントではないかな、と思い始めました。
女の子に人気は、やはり刺繍のあるタイプ。
そろそろここかな、というメーカーは絞れたものの、うち一社の展示会が5月半ばなので、残念ながらランドセル選びの旅はもう少し続きそうです