昨年来訪した飲食店、昨年のうちにすべて紹介しきれなかったので…少し前の情報になりますが、引き続き紹介していきたいと思います。
これも昨年のこと。
突然、「かつ丼が食べたい!」という欲求に襲われ、沿線で評判のよさそうなこちらへ来訪。
思えば、オットとは6年の付き合いになりますが、カツ丼を一緒に食べに行くのは初めてかも…。
用賀駅から歩くこと10分ほど。
完全な住宅街に、ぽつんとあります。
ここを見つけて食べログに載せた人、すごいな…。
お店は、心配になるくらいご高齢のご夫婦?でやっていらっしゃいます。
そのため、接客・オペレーション面についてはまあ…仕方ないか、という感じです。
待つことしばし、到着です。
見た目はオーソドックスで、懐かしい感じの印象。
おみそ汁と、お新香が付いて800円ほどと価格も良心的です。
見た目は結構しっかりめに卵に火が通されていますが、食べるとふんわり。
たれはちょっと甘めですが、くどいほどではありません。
全体的にやさしい、親しみやすいお味でした。
年配のお客さんとかも多そうだ。
昨年話題になった本「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」で、日本の食事情を取り上げていますが、そのなかにミシュランの星が日本に圧倒的多い理由について「こんなに専門性の高い飲食店がたくさんある国はほかにない」というコメントを挙げています。
確かに、フランスではフランス料理店、として括られてしまうものが、日本では和食といっても、天ぷら、とんかつ、鍋、焼鳥、鮨…などなどそれぞれの専門店があり、さらに鍋ひとつとっても、しゃぶしゃぶ、すき焼き、水炊き、ちゃんこ…と、また細分化されているわけです。
とんかつ、というごくシンプルな料理だけを専門にできるのも、日本人の素晴らしい気質あってこそなのですね。
そういう見方で見ると、飲食業界もより素晴らしいものに見えてくる気がします。