最近取材で伺ったパン屋さんの中でも、かなりツボだったのが田園調布の「エストパニス」さん。
オーナーは、青山でフランス料理教室を開催していた横森あき子さん。
お教室の移転にあたり、スタジオの1部でパン屋さんをオープン。
常時30種ほど並ぶパンは、すべて自家製のりんご酵母で作ったもの。
カンパーニュなどのハード系を中心としつつ、スパイスとナッツを組み合わせた「デュカ」など、料理研究家ならではのエッセンスを加えたパンも揃うのが楽しい。
粉は北海道産、砂糖はきび砂糖など、身体にやさしい素材のみを使っているので、パンはいずれもナチュラルな味わいです。
写真は手前から、シナモンカレンズ、プチカンパーニュ、フーガス。
シナモンカレンズは、もちもちした生地がおいしい!表面のシュガーバターがコクを加えています。
カンパーニュは、熟成時間の異なる2種を揃えていて、こちらは2日間かけて熟成させることで酵母の香りが抜け、より軽く仕上がるそう。
パンって本当に奥が深い…。
フーガスには、ドライトマトとフライドオニオンが入っていて、表面にはオリーブと唐辛子のペースト。
凝縮感のある味わいで、とってもおいしい。
そして、私が特に気に入ったのは、マロンクリームとマロングラッセ、クルミを巻いた「クレームドマロン」。
先生いわく、「お茶請け感覚で、日本茶にも合うんですよ」とのこと。
確かに、栗のほっこりした甘みが和菓子に似た感覚かも!
(写真がなくてすみません…)
取材するパン屋さんはどこも素敵なので、自宅からは遠いことをいつもザンネンに思ってしまう…。
パンって日常の食べ物だから、やっぱりわざわざ買いにいくというよりも、近所にあったら嬉しいという存在だから。
三茶は他の地域に比べて素敵なパン屋さんがたくさんあるエリアなのに、いつも「近所にできたらいいのに…」と思ってしまうのは、贅沢な悩みですね
ちなみに、こちらは料理教室も定期的にやっています。
パンに合うお料理も一緒に学べるので、参加してみたいです