「ローリング蕎麦ットJ」久々にガッカリ店

オットです。

渋谷のランチで、前から気になっていた店
「ローリング蕎麦ットJ」を、ついに訪問。

プロレスラー、グレート・ムタのデザイナーである

JIRO氏が監修したこの店は、

日本そばをつけ麺風のつけ汁で食べる店で、今年4月にオープン。
ということは、表参道の「蕎麦COMBO WATANABE」と同じコンセプト。

訪問前に食べログを見ると、かなりの高評価。
こういったイメージ先行型のお店にありがちな

「店のつくりは良いけど味はひどい」

というパターンを裏切ってくれるかもと、期待も高まる。

プロレスとそばとつけ麺、どれもこよなく愛している私としては、

これはたまらない。

フードライターrieの食日記
外観は、丼を持ってローリングソバットをするムタ。

店内に入ると、プロレスを意識しまくったインテリア。
プロレスのポスター、昔の週刊プロレス、カウンターにはリングロープ。

1人だったので冷静でいたが、

誰かと一緒だったらきっと写真を撮りまくっていたに違いない。

メニューは、つけ麺が3種類(確か)と、あえ麺が1種類。
どれもプロレス技の名前がついている。

迷った末に、とんこつ魚介スープのつけ麺を大盛りでセレクト。

テーブルには、「そばの風味を楽しんでいただきたいので、

つけ汁に浸けすぎないで」という旨のPOPが。

さて提供。

フードライターrieの食日記
そばは平打ち。
そして、ネギがないとかなり貧相…。
(これは私が悪いのですが)

まずは、そのままそばだけを食べる。

これは………まずい。

風味もへったくれもない。
これでよく「風味を楽しんで」と言えたもんだ……。
平打ちで太いので、辛うじてそばの感じがするだけ。

そして、全然冷たくない水で適当に水切りしたのがよく分かる。
ぬめりもまったくとれてない。

大盛りを頼んだことを早くも後悔。

つけ汁に関しては、いたってノーマル。
王道的なとんこつ魚介。

もうね、つけ麺食べてるもんだと気持ちを切り替えて
ドバドバ浸して食べましたよ。

そんなそばを出しているわけだから、
そば湯ももちろん風味はない。
つけ麺食べて、スープ割りしたのと何ら変わらない。

というわけで、非常に残念な食後感で店を後にした。

なぜ、そばを選択したのか。そばじゃなきゃダメだったのか。

それが、まったく伝わってこない。
この店の一番の問題点だと思う。

「つけ麺のつけ汁でそばを食べるのって、なんか珍しいじゃん?」

それだけなんじゃないだろうかと思えてくる。

日本そばとつけ麺。

どちらも、麺を液体に浸して食べるもの。

「日本そばをつけ汁に浸けたら面白い」
正直、誰でも思いつきそうなもの。

でも、なぜそういう店があまりないのか。

言わずもがな、それでおいしいものを作るのが
とても難しいからだろう。

商品に至らなかっただけで、これまでにきっと
さまざまな人が挑戦しているはず。

このお店は、味とは違う要素で注目を集めたわけですが
ぜひ、味にももっと気をつかっていただきたい。

せめて、風味のあるそばを食べて、そばの香りや味くらいは
勉強するべきではないか。

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