先日発売になった「ベーカリーブック」にて取材させていただいた、静岡のパン屋「nico」さん 。
静岡駅から少し離れていますが、連日お昼には売り切れてしまう大人気のお店です。
かわいらしいドアを開けると、店内もまたとってもキュート。
キラキラ輝くパンがずらりと並び、しっかりと焼きこまれた色味がとってもおいしそう。
ショーケースには、あんぱんやクリームパン、デニッシュなど。
品揃えも豊富でわくわくしてしまいます。
とくにレジ横のそうざいパンは、並べるそばから売れていく人気ぶり!
価格は、東京に比べて2割程度安いのもうれしい。それでも、この地域では高い方なんだろうな…。
都内の家賃相場を知っているだけに仕方ないとは思いつつも…不況や原材料の高騰などパン店をとりまく環境が厳しいなか、地方のお店のほうが大変なのでは…と感じてしまいます。
そして、このお店のもう一つの人気の理由は、ご家族で経営されているアットホームで温かい雰囲気。
とにかく明るくてていねいな奥様の接客に惹かれて通う常連のお客様も多いようで、時間があるときは年配の方のお話相手になったり、悩み相談室になったりすることもあるのだとか(笑)。
パンを焼いているのは、職人気質だけれどやさしい旦那様。
商品を見れば、どれも身体にやさしい素材で丁寧に作られているのがわかります。
取材帰り、「よかったら、新幹線のなかで食べてください」といただいたパン。
お昼を食べずに取材させていただいたのはお互い様なのに…と、温かい気配りに涙
いただいたカレーパンとデニッシュ、生地がさっくりとしてどちらも美味でした。
取材を通じて、こうしていろいろな地方のお店の方と知り合えるのは、本当にこのお仕事の魅力。
いつも、元気をありがとうございます。
出張に行ったら寄りたいお店が、またひとつ増えました!