マンダリンオリエンタル東京で開催されたクリスマスコレクションの発表会に参加させていただきました。コロナの影響で4年ぶりの開催となった今回の会場は、250㎡のプレジデンシャルスイート。サンタクロースやクリスマスソングの生歌もあり、一足先にクリスマス気分を感じさせてくれます。
クリスマスケーキの中でも参加者の関心が高かったのが、キャンドルをモチーフにした新作ケーキ。ローストバニラのムースの中にりんごのキャラメリゼ。
シグネチャーの「KUMO」も、クリスマス&お正月仕様でお目見え。クリスマスverは、豊かなヘーゼルナッツの風味と濃厚なキャラメルショコラムースが香り高い味わい。富士山ののったお正月verはベリーとバニラの組合せでした。
艷やかなピスタチオのクリスマスケーキは、2023年4月にペストリーシェフに就任したファビアン氏が着任直後に考案したピスタチオのケーキが好評だったことから商品化されたそう。ピスタチオのムースとプラリネ、クランチ、ビスキュイとピスタチオ尽くし!
その他、例年好評の「千疋屋総本店」とのコラボショートケーキ、オーソドックスなショートケーキ、モンブランカシス。
試食した中で一番印象に残ったのがこのモンブランカシスで、濃厚な栗にジンジャーのコンフィ、くるみのスポンジという組み合わせが新鮮でした。
ピスタチオのケーキも、KUMOのヘーゼルナッツもとても香りがよかったので、ファビアンシェフはナッツの使い方が上手なんだなぁ。
ヘッドベイカーの中村シェフが手掛ける伝統焼き菓子は、シュトーレン2種類、パネットーネ3種類、クグロフにパンドーロ、ポルボロンと種類豊富。日本でも様々なクリスマスのお菓子が市民権を得たのだなと感じます。
イタリアサイズのグランデは、迫力の大きさ!パネットーネは、クラシコ、ジャンドゥージャ、地中海と瀬戸内レモンの3種類あり、中でも苦労されたというのがジャンドゥージャ。生地の発酵香と喧嘩してしまい、杏仁を入れることで調和を図ったそう。
ローストしたアーモンドと小麦を合わせたポルボロンや、ほうじ茶ガナッシュを後入れしたガレットデロワなど、味わいにも個性があって楽しい。
マンダリンオリエンタルのおせちは、今年は1〜2人用のサイズのみ。いくつか試食させていただきましたが、ハーブの香りの鮑のコンフィや、金柑のヴィネグレットをあわせたオマール海老、シェリービネガーや赤タマネギで漬けた洋風酢蛸など、いろんなお酒と合わせて楽しめる内容でした。
こちらは、8年目を迎えるスパのおせち。ノートなどカラーバリエーションのあるものは色を選べるそうです。
クリスマスケーキの予約は10/1〜ですが、全体的に予約時期が年々早まっており、今年も限定数のケーキは早めに予約受付終了が見込まれます。お目当てのケーキがある方はぜひお早めに!