大学時代のサークルのOB主催の恒例キャンプ。
別名「カヌー部」。
毎年、今年最後のキャンプとカヌーをかねて、茨城県の那珂川沿いに行く。
しかし、よりによってこの大寒波。まじで死にそう。
命の危険もあるので、カヌーは中止に。無念。
そうなると、お楽しみはだんぜん食事。
那珂川は天然の鮭や鮎、もくずがに(上海がにの仲間)が獲れるのだ。
当然、それらの食材を使ったご馳走ディナー。
いつも食材を調達する川沿いの魚屋?へ。
運よくメスの鮭が残っていたので、丸ごと1匹購入。
50センチはあろうかというサイズで、2000円ちょっと。安。
メスにしたのは、もちろんお腹にいくら!があるから。
生のいくらをほぐしてもらい、身の部分は切り身(ソテー用)とぶつ切り(鍋用)にしてもらう。
もくずがにも6パイ購入。
上海がにと同様、濃厚な味噌が美味なのだ。これで作る鍋、美味くないわけがない。
そして鮎。
贅沢にも、食用ではなく、焼いた鮎を丸ごと日本酒に入れて飲む「鮎酒」用。
寒い夜にはこれが本当に旨い。つまみは生いくら。最高でしょ。
鮭のあらとかにの鍋、鮭のバターソテーと、鮭のあらとかにの鍋で乾杯。
もうとにかく寒いので、鍋を食べてあったまる。
鍋のしめはうどん。エキスが染み出た汁が美味しい。
日が落ちてからは、気温はもちろん氷点下。
グラスのビールが凍るくらい寒い。パックに残った豆腐は凍み豆腐になってる。
そんな中、私たちの生命線はずばり「火」のみ。
薪と、そのへんに落ちてる竹や草を拾ってきてどんどん燃やす。キャンプファイヤー。
草は煙が出るだけですぐ消えてしまうが、竹は火の持ちがよく、じわじわと熱を発する。
たったひとつの火なのに、驚くほど暖かい。
その火で焼いた焼き芋も最高。遠赤外線効果?でほくほく。
何より驚いたのは、月の光の明るさ。
真っ暗な川縁なのに、街灯よりも明るく周囲を照らす。
月って、こんなに明るかったんだ。
都会の中にいると忘れてしまうこと。
ときには、こういう時間も必要かもしれない。