取材で、久しぶりにとらやベーカリーさん。
聞けば、もう10周年とのこと。
初めて取材したのはもう7~8年前なのか…と、時間の早さに改めて驚きます。
控えめな店構えも、変わらず。
撮影とは別に、好物のクリームパン。
とらやさんのパンは、どのパンも具がぎっしりと入っていて、ずっしり重い。
なかには生地より具の方が多いのでは、というパンもある。
バニラたっぷりのクリームは、リッチでありながらパン屋さんの域にとどまっていて、繊細ながらもストライクゾーンは広く計算されているように思う。
コーヒーみるくパン。
以前食べたあんバターがかなりツボな味でしたが、これも大好きな味!
とらやさんの練乳バタークリームは、本当に美味しい。
これはそのコーヒーバージョンなのですが、コーヒーのビター感と、練乳のミルク感がたまりません。
新作のフルーツあんパンは、白あんに酸味のあるドライフルーツ。
定番のあんパンであっても、個性的です。
とらや食パン。
そのまま食べたくなる気持ちをグッとこらえてトーストすると、香りのよさがさらに引き立ちます。
パンオショコラ。
パリパリというよりもサクふわ、パンやさんのクロワッサンらしい食感。
チョコがビターで甘すぎず、よい素材を選んでいるのだと感じます。
気取りすぎず、それでいてしっかり計算されたハイレベルなパンたち。
小さな売り場のパンを全部買い占めたくなる衝動にかられるのは、私だけではないはず!