私のオットは雑誌のお仕事をしておりまして、
日々、取材で色々な街へ行くことも多いようでして。
毎回、その街の人気ラーメン店に訪れるのを至福の喜びとしていますが
(ネタがないと「今日のランチ何かない?」とメールが来ます(笑)
私の仕事を知っていることもあり、お土産もよく買ってきてくれます。
さすがに生菓子は難しいので、焼き菓子とかパンとかが多いのですが
「これから帰ります」のメールの後に、「お土産あるよ」と来ると、
今日は何かなぁ~と子どものようにわくわくとしてしまうのです。
そんなある日のお土産は、これ。
湯島「ロワゾー・ド・リヨン」 の焼き菓子です。
すば抜けた有名店ではありませんが、
オーナーシェフの加登氏は、
日本のフランス菓子の草分け「ルコント」の出身。
約7年間の渡仏経験もあり、伝統的なフランス菓子のお店として
スイーツファンには知られる存在です。
お店の雰囲気も、商品ラインアップも
正統派のフランス菓子店を主張した店づくりゆえ
一見すると敷居の高いお店に見えますが
上野のパンダをモチーフにしたロールケーキがあったり、
2階のサロンは、平日はケーキセット980円で楽しめたりと、
下町との共存もしっかり図っているのがうかがえます。
フィナンシェ。
しっかり焼き込まれたような、表面のサクサク感が好みの味。
焦がしバターにこだわった、とHPにはありますが
バニラの香料?が立ちすぎていたのがややザンネン。
フルーツケーキ。
しっとり~をイメージしていたら、どちらかというとばさっとした食感。
いろいろな具が贅沢に入っているのは嬉しいけれど
フルーツケーキの醍醐味である香りが少し弱かったかな。
ここ最近、ユウジアジキ、パリセヴェイユなどに続いたので
やや辛口評価になってしまった。
お値段も安くないからというのもあるのですが…
以前、食べたことのあるヴィエノワズリは
いかにもお菓子屋さんのパン!といったリッチな味でおいしかったし
何より、正統派フランス菓子店としてのぶれない姿勢が好ましいお店。
湯島界隈は意外に洋菓子店が少ないので、
お茶するなら2階のサロンは覚えておくと便利です~。