母の故郷であり、
小さい頃からよく遊びに行っていたため、愛着のある群馬県。
ですが、群馬のお土産って、
コンニャクくらいで意外にないんですよね…。
で、母がしょっちゅうお土産に買っていたのが、この「旅がらす」。
SAにも売られている、群馬を代表する銘菓です。
発売は昭和33年。
一度は都内にも進出したものの、ある客から
「群馬の菓子が東京で買えるのでは土産にならない」
と言われたことを機に、首都圏の駅売店から撤退。
「群馬の土産菓子」という立場を貫いたことにより、
群馬を代表するお菓子として定着した、というエピソードにも共感できます。
サクサクというよりガリガリとした、やや荒々しい食感のせんべいで
ミルククリームをサンドしたお菓子。
先日、伯母にいただいたものは、季節限定のクリームでした。
こんなバリエーションがあったとは!
内容は、オレンジ、ブルーベリー、抹茶、
黒豆ココア、きなこ、黒ごまの6種類。
どれも初めて食べました~。
大人になってから食べたら、特別おいしいわけではなく
あまり印象に残らないお菓子なんでしょうけど
昔から食べていたのでやっぱり懐かしい味で、思い入れを感じてしまう。
郷土菓子の本質って、味だけでは決してなくて、
それにまつわる思い出があるから、特別なんだと思います。