専門料理最新号、タイトルは「皿の上に、僕はある?」。柴田書店より1986年に発刊された三國清三シェフの本のタイトルにちなみ、5組10名のシェフによる、お皿の上のアイデンティティを探る対談が掲載されています。
今回はただ会話するのではなく、実際にシェフが対談相手のお店を訪れ、料理を味わいながら料理における自分らしさの表現について紐解いていくという趣向。
私は、鎌倉イチリンハナレの斉藤シェフと、東川口レストランカムの本岡シェフとの対談を担当させていただきました。
こちらは取材時の一コマ。春の暖かな日で、カムのお庭にはハーブやお花に彩られていました。
四川飯店、という誰もが知る名店でみっちり経験を積んだ斉藤シェフと、若くして海外に渡り、帰国後は静岡の今はなき名店「レストランビオス」で自然と向き合う日々を過ごした本岡シェフ。「自分らしさとは何か」の答えはそれぞれ明確に違っていて、とても興味深い対談となりました。
それにしてもトップシェフたちは、皆さん言語化がとても上手。他4組のシェフたちも豪華な顔ぶれなので、ぜひご覧くださいー。