「割烹升本」名物 亀戸大根鍋を食す

今年も、鍋の恋しい季節がやってきますねもみじ
メディア的には、8月末くらいから「今年の鍋のトレンドは何か」とリサーチが始まります。
2012年は、どんな鍋が流行るでしょう…!?

フードライターrieの食日記
今回紹介するのは、デパ地下の和風弁当などで知られる「割烹 升本」さん。
実店舗は亀戸にあり、創業は明治38年の老舗ですが1998年にお店が全焼し、現在の店舗はその際に建て替えたものでとてもキレイです。

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そこの名物といえば、「亀戸大根あさり鍋」。
夜のコースや単品のほか、ランチでは1人前で楽しめるのがいいですね。

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亀戸大根は、江戸の文久年間から栽培されている江戸野菜。
今では栽培している農家さんはごく少ない希少な大根ですが、「升本」さんでは契約農家から年間を通して仕入れています。
大きさは細いニンジンくらいで、長さは30cmほど。日本一小さな大根とも言われています。

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この大根を拍子木切りにしたものと、たっぷりの国産アサリ、太鼓うどん、白菜や椎茸などの野菜が入って1人前2415円。
アサリは、殻付きとむきみが両方付きます。量もたっぷり!
殻付きの方がだしがよく出て、むきみのほうが食べやすいという心遣いがうれしいですね。
太鼓橋うどんは、ワンタンのような形。
生と揚げたもの、2種類が付くので異なる食感が楽しめます。

鍋の地は、7種類の味噌をブレンドしたオリジナル。
八丁味噌系の濃いめの味もきいていますが、見た目よりもまろやかな味わいです。

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そして、お好みで加えるのがこの「亀辛漬」。
青唐辛子を米麹で漬けたもので、ピリッとした辛味が味噌味と合う!

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〆には、雑炊ではなく亀戸大根の葉を加えた「麦菜めし」。
ここに鍋地を加えて、サラサラっとお茶漬け風にいただくのが特徴です。

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個人的には卵でとじた雑炊やうどんもおいしそうだけど…麦菜めしはさっぱりとして、飲んだ後の〆にもよさそうです。

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他に、亀戸大根を使った一品料理も10品以上が揃います。

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手前は、アボカドソースをのせた「大根ステーキ」、奥は大根をのせたお寿司。
鍋と比較すると、一品料理はやや割高感があるかな…。

亀戸大根をメインにした料理を展開することで、江戸野菜の復興と食文化の継承に貢献したことが評価され、2011年には農林水産省から有料外食企業の表彰も受賞。

飲食店はおいしい料理を提供するのはもちろんですが、こうした食の根本に関わる取り組みも今後はますます大事になってくると感じたひとときでした。

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