最近、成長著しい娘。
お座りができるようになってからは、
おもちゃ箱から自分で好きなおもちゃを出して遊ぶようになりました。
おもちゃといってもほとんどがおさがりで
中身はがらがらやにぎにぎ、小さなぬいぐるみ、
音の出る絵本など、いわゆる赤ちゃん用のものばかり。
箱も、100円ショップで売っているビニール製のかごなのだけれど。
この小さなおもちゃ箱から、
今日はこっちかな、やっぱりあっちもいいなと引っ張り出して
しまいにはぜーんぶ広げて、1人でお店屋さん。
彼女が1日を過ごすための、大切な宝箱。
まだ彼女の知る楽しみは、こんなに小さな世界で
その中で目をキラキラさせて遊んでいるのを見ると
たまらなくいとおしい気持ちになります。
これから少しずつ、彼女の世界は広がっていく。
大人には当たり前になってしまったことが
どんなふうに新鮮に映っているのだろう。
なんにも知らない赤ちゃんのまっさらな心と向き合うと、とても眩しくて
自分の中に溜まっていた黒いものが、浄化されるように感じます。
これから知っていくであろう広い広い世界は
試練も悲しみもたくさんあるけれど
でも、それ以上にとても楽しくて素晴らしい世界だよ。
あなたが産まれてきてくれたから
お母さんの世界は、毎日が特別な日になりました。
そんな風に心の中で話しかけながら
娘の背中を見つめる時間は、とても幸福な瞬間です。