卒園しました

この週末は、息子の卒園式でした。

最近は、ブログで私的なことを書くのは控えていましたが、卒園式はやっぱり特別なことなので、今の心境を忘れないうちに綴っておきたいと思い、筆を執ることにしました。

コロナ禍での、3回目の春。今年に入ってから休園も相次ぎ、卒園式も直前までどうなるかわからないという状況。お姉ちゃんのときのように、ただただ卒園を寂しく思う気持ちではなく、とにかく無事に卒園式を迎えられますように、と祈りに近い気持ちで、この数ヶ月を過ごしていたように思います。

息子は0歳から6年間、保育園にお世話になりました。最年少で入園したことに加え、愛嬌のある穏やかな性格もあって、先生方には本当に可愛がっていただきました。

年少、年中の頃は、自分からこれが好き!と興味を持てるものがあまりないことを心配していましたが、年長さんになると、あやとり、縄跳び、折り紙など様々なことに夢中になり、とくにあやとりは、友達と競い合って難しい技をたくさん家でも披露してくれました。いろんなことに興味を持ってがんばれたのもクラスのお友達がいたからで、保育園では本当に貴重な体験をたくさんさせてもらったのだと実感しています。

また保育園では、年齢が上がるにつれてお友達とのトラブルも増えてきますが、息子は下の子ならではの要領の良さもあってうまく立ち回っていたようで、親として大きな心配事もなく卒園を迎えられたことも、本当に幸せでした。でもこれは本人の気質以上に、4年間も受け持ってくれた担任の先生のおかげ。子供の主体性を大事にしながら優しく見守ってくれた先生のおかげで、息子のクラスはいつも穏やかで明るい雰囲気でした(もちろん、ケンカは日常茶飯事でしたが、きちんとお互いの言い分を聞いて納得いくまで話し合うという、収め方も素晴らしかったです)

個人的な事情になりますが、式当日は謝恩会係を担当していたこともあり、終わった時にはとにかくホッとした気持ちが強くて、思ったよりも涙も出なくて。でも翌日、持ち帰った荷物の中に、ボロボロのクレヨンやハサミを見つけたら、これまで園で過ごしてきた時間の長さとともに思い出が一気に押し寄せてきて、涙が止まらなくなってしまいました。

紙で作った剣やよくわからない工作、散歩で拾った落ち葉やどんぐりなどを毎日のように持ち帰ってきたこと。食の細い息子が、給食は毎日のようにお代わりしていて、今日はこれが美味しかった、としょっちゅう話してくれたこと。約束していたお迎えの時間に間に合わず、珍しく癇癪をおこして泣いたこと…。お姉ちゃんのときと違って、あぁ、もう本当に保育園生活が終わっちゃうんだな、と思ったら、急に寂しくて寂しくてたまらなくなりました。

でも、もっとこうしておけば、という後悔はあまりなくて、親子共々たくさんの友達に恵まれて、楽しすぎる保育園生活を送らせてもらって、本当に本当に幸せでした。

お姉ちゃんのおかげで、私も小学生ならではの楽しさというのももうだいぶ実感していて、その部分は楽しみではあるけれど、育児の中で保育園という一つのステージが終わりを迎えたことは、やっぱり少し寂しい。

ちなみに息子は幸いにというか、卒園の寂しさよりも小学生になることの楽しみが勝っているので、我が家は全然しんみりモードではなく、私一人が寂しい寂しいと言っている状況です(笑)。そういえばお姉ちゃんは学童の初日、私の心配をよそに、これからは市販のおやつが食べられることを知って、目をキラキラさせながら帰ってきたっけ。本当に子どもというのは、親が思うよりも逞しいものです。

息子が小学校を卒業するまでの6年間は、私の子育て人生にとっても、最も色濃い時間になるのではないかと思います。正直、保育園よりも小学校に入ってからのほうがずっとずっと大変で、保育園は天国だった〜と思うことも少なくないのですが(笑)、引き続き仕事も子育ても全力で!欲張って人生楽しんでいきたいと思います。

最後に。無事に子どもたち2人の保育園生活を終えることができたのは、家族、友人、仕事関係などなど、日頃から我が家を支えてくださっているすべての方のおかげです。熱を出したときにはどんなに急でも駆けつけてくれた祖父母、送迎を協力し合ったママ友、たくさん遊んでくれたご近所友、急な休園に対応してくれた仕事関係の皆様…本当に本当にありがとうございました!そしてこれからも、末永くよろしくお願いいたします!

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