ファミマの新商品発表会、続いては新しくなったコーヒーマシンについて。
2013年からコンビニが次々とコーヒーマシンを導入し、「コンビニコーヒー戦争」の幕が開いた。
それから5年。
コンビニ業界では、第二次コーヒー戦争と言われる時期に到達。
セブンイレブンは昨年、ホットのカフェラテを導入し、2018年3月にドリップコーヒーの味を大幅刷新。現代のお客に好まれる、より深い味わいにリニューアルしました。私も新旧飲み比べをさせていただきましたが、本当に香りやコクが格段にアップしており、これが100円で飲めるのか…と驚いたものです。
そしてローソンも、今年2月に新型マシンを導入。
機能は同じエスプレッソ式ですが、抽出時間を大幅に短縮することでお客の待ち時間を軽減。
手渡しスタイルについても、引き続き継続の見込みです。
ちなみにマシンについて補足すると、これまで、セブンイレブンはドリップ式、ローソン、ファミマはエスプレッソ式を採用していましたが、今回のリニューアルでファミマもドリップ式にギアチェンジ。
開発担当者はその背景を、次のように語っていました。
「消費者の嗜好を考えると、こくがありながらもすっきりとした味わいを求めるニーズが高いと感じ、それには従来のエスプレッソマシンではなく、ドリップ式が適していると考えた。また、女性に人気のラテでは、ふわふわのフォームドミルクが作れるようになり、より専門店に近い品質を提供できるようになった」
この「ふわふわミルクのラテ」は、今回のリニューアルの大きな強みとしており、実際に新旧飲み比べてみると、泡のもちが全然違う!(右が旧、左が新)
ミルクのきめが細かいことでミルク感もアップし、味わい深いラテになっていました。
そしてさらに興味深いのは、普通のコーヒーで「濃いめ」が選べること。しかも同料金!
さらに、コーヒー好きに嬉しい「スペシャルティ」も。なんと180円です。
しかもスペシャルティの紙カップだけ、少しいいカップなんだとか。確かに手触りが違います。
こちらも試飲させていただきましたが、ほどよい酸味とフルーティーな香りで美味。
スペシャルティコーヒーはローソンでも提供していますが、こちらの方がかなりお安いのも魅力。現在は、エチオピア・イパネア農園のモカブレンドを使用していますが、今後また入れ替わっていくようです。
さらに、従来メニューのフラッペなど、ドリンクメニューの豊富さも強みにし、競合他社との差別化を図っています。
コンビニコーヒーが世に出てまだ5年ですが、自分の行動を振り返ってみても、明らかに購入頻度が増えていると感じます…
350円のコーヒーだとちょっと躊躇するけど、100円なら気軽に買える、という点が大きいように思いますが、要はそれだけコーヒーを日常的に飲みたいというの潜在的なニーズがあるということ。
ますます面白くなってきたコンビニコーヒー、これからも定点観測していきたいと思います。