お久しぶりのアヂト。子連れは1階のみの利用ですが、美味しいスイーツが食べたくて。
大人様定食。アヂトのごはんは、食材の組合せとか味付けとかに関西のテイストが入ってて、それが揺るぎない個性につながっているように思う。
いちごのフレンチトーストは、サクサクの揚げパンがアクセント。
最近流行りの固めプリン。アヂトでは昔からこのスタイルです。スイーツのボリュームがあるのを忘れててつい頼みすぎてしまいましたが、美味しかったー。
コーヒーはフレンチプレスでたっぷりと。
短命なカフェ業界で言えば、アヂトもそろそろ老舗の部類。定番メニューは相変わらずで、そこに加わる季節メニューや新メニューがまたそそられるものばかりで、また来たくなる魅力がある。場所柄、いいお客さんにも恵まれているんだろうな。
カフェブームから、そろそろ20年。東京のカフェシーンはボーダレス化が進み、コーヒースタンドからワインバーのような店まで、多様化している。現代の若者にとって、カフェは日常になったけど、背伸びをしていくような憧れは、もうない。それでも、やはりこれからの時代も、カフェが文化を生む場所であり続けることを信じたい。
そんな時代にカフェを続けていくことは、本当に大変なことだと取材をしていて実感します。好きだけでは続けていけないけど、強い気持ちも必要。
だから、こうして変わらず営業しているカフェは、それだけで本当に嬉しいし、応援したくなる。そして、好きなお店にはきちんと通わなきゃな、っていつも反省するのだけど。