全国から取り寄せるフルーツを使い、ケーキやジェラート、アイスケーキで楽しませてくれる中央林間のパティスリー「メゾンジブレー」。
秋冬の新作発表会にお招きいただきまして、ウキウキと出掛けて参りました。
今回は、アイスケーキ(グラスアントルメ)中心の発表会。
モンブランや山ぶどうといった秋の新作から、クリスマス、新年のガレットデロワまでがずらりと並び圧巻。
江森シェフの今期のイチオシは、盛岡サンファーム吉田さんの国産木苺を使ったクリスマスケーキ。
この鮮やかな朱色は、市販のピューレでは出せないそうで、会場の誰もがうっとりみとれる美しさ。
木苺の粒を入れたバニラアイスとヨーグルトジェラート、ベリーソース。その上に木苺のジェラートが艶やかにデコレーションされています。
この木苺のジェラート、とっても香りがチャーミングで、甘味と酸味のバランス、余韻まで素晴らしい。
華やかな見た目もクリスマスにふさわしい一品です。
秋の新作、モンブランも、個人的にはかなりお気に入り。
食感と風味を与えるクルミのショートブレッドの上に、バニラアイス、クルミのキャラメリゼ、熟成和栗のアイス、マスカルポーネのシャーベット。
和栗のアイスは、ふんわりと空気を含ませながら絞ることで、軽い口溶けに。
こんなに和栗の味が濃いアイスを、私は食べたことがないです。めちゃくちゃ美味しかった!
うちの子供が歓喜しそうな、見た目も可愛い山ぶどうのアイスケーキも秋の新作。
カシスと山ぶどうを合わせたシャーベットを軸に、バニラアイスとマーブル状にしたり、ジュレを忍ばせたりして味わいに広がりを持たせた一品。
ちなみに、断面はこのようになっています。
アイスケーキって、冷凍状態なので普通のケーキと比べるとどうしても食感が単調になりがちなのですが、江森シェフのアイスケーキはそれを感じさせないパーツの構成もお見事。
そして、前回も食べて感動した「ショコラと水で作るシャーベット」が、今回はクリスマスケーキとしてお目見え。
今回使用するチョコレートは、カカオハンター小方さんの「エリザベス」。力強く華やかなショコラの土台に、アルパコと水で作るカカオシャーベットを組み合わせています。
物凄く香りが濃いのに、後味のキレのよさといったら。乳製品を使わないため、カカオの味がストレートに伝わってきて、軽やかに消えていく。
こちらもクリスマス限定ですが、特別な日にふさわしいケーキです。
ショコラのクリスマスアイスケーキはもう一品。「フォレノワール」をコンセプトにしたこちらは、ショコラとチェリー、ピスタチオのハーモニー。
そして、先ほどのモンブランを加えた4品が今年のクリスマス商品になります。
秋メニューは、すでに発売中。
クリスマス商品の発売は、11/1~。各50台限定、お届け可能(送料は別途)なので、私も早めに注文したいと思います。
最後は、お楽しみのジェラートタイム。
華やかな香りのぶどう「黄玉」、すもも、金柑、レモングラスなどこだわりのフルーツ系から、クリームチーズと無花果、かぼちゃとキャラメル、パンデピス、 シュトーレンなどの濃厚系まで。
どれも素材の味が濃い!自然の素材でこんなに美しいジェラートを生み出すのは、まさに神業。
そして、素材や生産者のストーリーをここまで感じられるパティスリーも稀有な存在だと思います。
まだ創業一周年というのが恐ろしいほど。これからの展開も楽しみにしています。