神田「味坊」を筆頭に、マニアックな中国料理を提供して人気の味坊グループ。
最新店舗の「香辣里(シャンラーリー)」は、中国の湖南料理がコンセプト。
三茶の駅前というアクセスのよさも素敵。東京東側が遠い人間にとってはありがたい。
湖南というと激辛料理で有名ですが、実は辛いだけではない独自の食文化が根付いている土地。
「香辣里」では、発酵・燻製・ハーブをテーマにした個性的な郷土料理がいただけます。
写真はその一つで、発酵させた魚を用いた料理。
とはいえ日本のくさやのような強烈な臭いはなく、水分を抜きながら発酵させるので独特の旨みをもった味に。
自家製の干肉も、湖南の名物。
同店でも様々な料理に用いています。写真は唐辛子との炒め物。お酒が進む味。
ヤギ肉は、レモンやネギの爽やかな味付けで。
ヤギというと沖縄のヤギ汁が有名ですが、臭くて食べられなかった、という人も多いのでは(私もそうでした…)。
沖縄のヤギが臭いのは、処理に問題があるそうで、肉そのものの臭みはそこまでないんだそう。
実際にこちらではオーストラリアのヤギを使っていますが、なんの肉かわからないほど臭みがない!
味坊グループの定番、セルフサービスの自然派ワインも、もちろんあります。
ユニークなのは、自家製のトマトハイやハイボールなどの割ものドリンク。
写真撮り忘れたのが悔やまれるのですが…バーボンに中国紅茶や桃烏龍茶を漬け込んだハイボール、ニンニク風味のトマトハイなど、スパイシーな湖南料理にあうドリンクもぜひ味わいたいところ。
子連れではなかなか行きにくいマニアックな料理ですが、お酒好き、中華好きにはおすすめです!