フレンチってあんまり安いとどうしても素材に限界があって
キッシュとかパテとか煮込みとか、いわゆるビストロ料理になりがち。
ここ「La Lune」は、お手頃な価格で上品なフレンチを楽しませてくれるありがたい店。
原宿の「ラルテミス」同様、皿数といい内容といいCPが高い。
なので、あんまり混んで欲しくない(知られたくない)気持ちもあるけど
やっぱりいいお店にはたくさんお客さんが来て欲しいので、載せちゃいます。
麻布十番から徒歩数分。裏通りにひっそりとあります。
ランチは周辺のOLさんたちにも評判のよう。今回はディナーでの来訪。
一番安い4725円のコースでも、アミューズ、前菜、スープ、メイン、デザート、プティフールにコーヒーまで付く内容。
これに前菜が一皿増える6090円のコースと、おまかせ8400円の3コース。
お腹のすき具合と相談し、一番安いコースを注文。
前菜、メインはプリフィクスで、それぞれ6~8種類の中から選べる。
どれも魅力的なラインナップで悩む。
このメニュー選びの時間も、レストランの楽しみのひとつ。
アミューズは確か、オリーブと豚のリエット。
リエット大好き。これだけでパンが進んでしまうので危険です。
前菜は、「フレッシュフォアグラのテリーヌ ムッシュ・デコレ 自家製ブリオッシ添え」を。(→トップの写真)
なめらかな舌触り。しつこすぎず、おいしい。
そしてこのブリオッシュが◎!甘いブリオッシュに、フォアグラが意外に合うんです。
同行者のカメラマンは「農園野菜のサラダ」を。
こちらでは「ビオファームまつき」の野菜を使っていて、このメニューは定番のひとつ。
冷温いろいろな野菜が入っていて、身体にもよさそう。
スープは日替わり。
この日は冷製と温製、1種類ずつあるというのでそれぞれ注文。
私の「玉ねぎの冷たいスープ」。
ひと口食べた瞬間、思わず「甘い!」と感動の一声。
何が入っているのか聞いたら、「玉ねぎの甘みだけです」とのこと。
素材によってこんなに甘みが出るんですね…。まるでミルクのような濃厚さ。
同行者の「白アスパラの温かいスープ」もやさしい味。
スープのレベルも高いのではないかと。
メインは私が「牛レバーのコンフィ 赤ワインソース」
同行者が「白金豚のロースト」
このレバー、写真でわかりますかね…かなりボリュームあります。
厚切りなので、1切れでもいいのでは…という量。
レアでジューシーなレバーに、重くない赤ワインのソース。
美味しくいただきましたが、お腹いっぱいに。
同行者の豚は、上品なポークソテーという感じ。
こちらも味付けは控えめで、重くない味。
素材自体のおいしさで食べさせる料理が多いのかな。野菜もたっぷり。
こちらはデザートもおすすめ。
私はさっぱりと「パンナコッタとキャラメルのソルベ」
同行者は「フォンダンショコラと牛乳のソルベ」を。
チョコレート大好きな私がフォンダンを選ばなかったということは…相当お腹いっぱんだったんだろうな。珍しい。
今の時期だと自家製モンブランとかあるみたい。
前にいただいた「マスクメロンのスープ仕立て」や「パイナップルのパルフェ」もおいしかった。
ワインもリーズナブルだった気がします。
ただ、少人数でやっているので、混んでしまうと皿と皿の間が少し待つことになるのかも(私が行ったときは2組だったので、タイミングよく出てきましたが)。
とはいえ、4000円台のコースでこれだけ楽しめたら大満足!
前菜には牡蠣や雲丹、短角牛など、メインには鴨や鹿など高級食材もちゃんと入っていますし、いまの時期はジビエもある様子。
リーズナブルにフレンチを楽しめるお店だと思います。
本日もランキングお願いします。
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「La Lune」
港区東麻布2-26-16
03-3589-2005
12:00~14:00 18:00~21:30LO 水曜定休
昼1575円、2625円、3675円 夜4725円、6090円、8400円
お店のHP